紙の手帳かスマホ管理か
2001年から、スケジュール管理を紙で行うかデジタルかで悩んでいます。何度もデジタルと紙を往復し、併用したりもしていました。ここ2年は全てスマホとiPadでスケジュールを管理していますが、それは職場の都合でしかありません。紙の手帳は監査の対象になるので、管理が面倒なのです。
そもそも個人がスケジュールを細かく管理するようになったのは、ここ10年から20年ぐらいです。90年代は手帳を購入する人は少数派でした。手帳の売上の大半は法人市場で、手帳は会社でもらうものでした。80年代にはシステム手帳が流行りますが、バブル期のファッションアイテムとしての面が強く、サラリーマンには定着しませんでした。
もちろんスケジュール管理が必要な人はいましたが、手帳である必要はありませんでした。営業なら営業予定表や日報、事務職ならノートで十分で、手帳に書く(=予定を持ち歩く)必要がある人は、個人事業主や秘書などの一部の人でした。
ところが、パソコンの波や会社の手帳の配布の減少、仕事の多様化などで個人でもスケジュールを管理する人が増えました。仕事が多岐にわたり、のんびりと残業もできなくなると、予定を確認するためというより、すき間時間を抑えるために手帳を書く人もいます。そして近年はスマホの普及で、デジタル派も急速に増えました。
紙の手帳は素早さが便利
とにかくサッと取り出して、素早く書き込めます。さらにレイアウトを無視して書いたり、余白にメモを書き込んだりと、自由度が高いのがメリットです。
デジタルは検索と共有
ともにメリットがあり、どちらが良いとは言えません。自分が必要なメリットを活かせる方を選べばいいのです。例えば他人と共有する必要もなく、検索もアラームも必要がない人は紙の手帳が便利です。
最近は、両方を使う人も増えています。そのため紙の手帳は、見開きで1ヶ月になるマンスリータイプが売れています。スマホの画面では一覧性が悪いので、紙の手帳で1ヶ月を俯瞰できるようにするわけです。ただし、手帳とスマホと両方書き込むのが面倒というのもありますし、両方に同じスケジュールを書き込んでなければ見落としの原因にもなるので注意が必要です。
この両方を使う人のために、次回は私が両方を使っていた時の方法を書いてみたいと思います。
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