携帯性抜群のシャープナー /ランスキー ブレードメディック
砥石で刃物を研ぐ時に悪戦苦闘している私を見かねて、友人がこれをくれました。ランスキーというアメリカのシャープナーで、携帯用のものです。本格的な研ぐことはできませんが、切れなくなった刃物を手っ取り早く切れるようにすることができる道具です。携帯性が抜群で、河原でバーベキューをする時などに持っていくとよいかもしれません。安価で小さくて優れものです。 関連記事 スパイダルコのナイフを紹介 /機能性を追求したナイフ スパイダルコ デリカ4 /スタンダードすぎるナイフ スパイダルコ ドラゴンフライ2 /机の中の小道具 ガーバー社のナイフの世界 ビクトリノックスの世界 /マルチツールの長い歴史 手のひらサイズの大きさ ポケットに入るサイズです。10×3.3×1.3cmと記載されています。重さも105gで、持ち運びに困りません。 使い方は簡単 V字型の溝が2つあり、そこを使います。灰色(CARBIDEと記載されている)の溝が中研ぎ用で、白(CERAMICと記載されている)が仕上げ研ぎになります。まずは切れなくなった刃物の刃を灰色のV字の溝に入れて軽く擦ります。力を入れずに4回ほど通すだけで、切れなかった刃物が切れるようになります。 これで十分なのですが、さらに切れ味を求めるなら白いV字の溝に入れて、同じように4回ほど通すと、切れ味が向上します。本当にこれだけです。コツは力を入れないことと、刃物を真っ直ぐにたてることです。 切れ味が良くならない場合も 予めV字に切ってあるため、刃物を真っ直ぐに入れるだけで角度が合って研いでくれます。しかしこのV字と刃の角度が合ってないと、全く切れ味は回復しません。 その場合は、この白いセラミックの部分で研ぎます。砥石を使うように刃の角度を固定しなくてはならないので、初心者には少し難しいかもしれません。しかし少し練習すれば、簡単に切れ味を蘇らすことが可能です。 例えばフランスのナイフのオピネルですが、オピネルに最初に付けられている刃の角度とこのV字は角度が異なるため、全く切れ味は回復しません。私は砥石でオピネルの角度を変えているため、このシャープナーで切れ味が回復します。そういった作業をしなければ、この白いセラミックの部分で研ぐことになります。 セレーションも研げ