最近は海鮮丼にも食べ方のマナーがあるらしい
先日、ワサビを醤油に溶かすのはマナー違反かという記事をアップしたところ、友人から「最近は海鮮丼の食べ方にもマナーがあるらしい」と言われました。まさかと思ってネットで検索すると、どうやらテレビで言っていたようで複数の記事を見つけました。海鮮丼の食べ方にマナーって、なんだか変な気がします。
関連記事:ワサビは醤油に溶かすのはマナー違反か? /刺身の食べ方を考える
1.醤油やタレを直接かけない。
2.小皿に醤油やタレを入れ、刺身を取って小皿で醤油をつける。
3.もう一度丼に刺身を戻し、ご飯と一緒に食べる。
丼ものなので、ご飯と刺身を一緒に食べるのがマナーだと書いてありました。
ご飯を手早くさっと食べたい江戸っ子気質が、ご飯の上におかずを乗せてかきこんだようです。これは魚をご飯に乗せた寿司にも当てはまります。これが明治時代に入り、牛丼やカツ丼などのバリエーションを生んでいくことになります。
そもそもご飯の上におかずを乗せて食べるのは、下品とまで言わずとも上品な食べ方ではありません。今でもご飯に味噌汁をかけて食べる「猫まんま」は、下品な食べ方だとする人が多いですよね。丼飯も決して上品な食べ物ではなく、さっと食べたい庶民の食べ物として発展してきました。
丼飯である以上、手早くさっと食べるものだと思います。刺身に直接醤油をかけて、丼を持ってかきこむのは、なんら問題がないように思います。もちろんネタの大きな刺身は食べにくいので、小皿に取ったりするのもいいと思います。そのために小皿が出されているとも思います。
しかしそもそも丼飯を上品に食べようとする発想が本末転倒で、上品に食べるなら刺身定食にすればいいと思うのです。
海鮮丼は、がっつり勢いよく食べたいなと思いました。

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関連記事:ワサビは醤油に溶かすのはマナー違反か? /刺身の食べ方を考える

海鮮丼のマナー
複数の記事を総合すると、だいたいこんな感じのようです。1.醤油やタレを直接かけない。
2.小皿に醤油やタレを入れ、刺身を取って小皿で醤油をつける。
3.もう一度丼に刺身を戻し、ご飯と一緒に食べる。
丼ものなので、ご飯と刺身を一緒に食べるのがマナーだと書いてありました。
そもそも丼飯は
丼飯の起源は室町時代に庶民の間に広まった「芳飯」と呼ばれるご飯に野菜と出汁を入れたものとされていますが、現在の丼飯は江戸時代に広まったものが大きく影響しているようです。江戸の庶民はご飯にうなぎや天ぷらを乗せて楽しんだようですが、これは江戸っ子気質が影響しているようです。![]() |
※江戸の屋台 |
ご飯を手早くさっと食べたい江戸っ子気質が、ご飯の上におかずを乗せてかきこんだようです。これは魚をご飯に乗せた寿司にも当てはまります。これが明治時代に入り、牛丼やカツ丼などのバリエーションを生んでいくことになります。
そもそもご飯の上におかずを乗せて食べるのは、下品とまで言わずとも上品な食べ方ではありません。今でもご飯に味噌汁をかけて食べる「猫まんま」は、下品な食べ方だとする人が多いですよね。丼飯も決して上品な食べ物ではなく、さっと食べたい庶民の食べ物として発展してきました。
海鮮丼のマナーはなんだろう?
海鮮丼の発祥は複数の店が主張しているようですが、北日本から広まったのは間違いないようです。前後に出てきた食べ物で、刺身定食を一まとめにしたものです。丼飯である以上、手早くさっと食べるものだと思います。刺身に直接醤油をかけて、丼を持ってかきこむのは、なんら問題がないように思います。もちろんネタの大きな刺身は食べにくいので、小皿に取ったりするのもいいと思います。そのために小皿が出されているとも思います。
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※海鮮丼発祥の地?「なまはげ御殿 ニュー畠兼」の海鮮丼 |
しかしそもそも丼飯を上品に食べようとする発想が本末転倒で、上品に食べるなら刺身定食にすればいいと思うのです。
まとめ
牛丼やカツ丼の食べ方のマナーを聞いたことがないように、丼飯の食べ方にマナーを求めるのは少し違うように思いました。和服の上品そうな女性が、刺身を小皿で醤油につけつつ丼に戻して食べるのは「上品な女性なんだな」と思いますが、ラフな格好の大人の男性がやっていると滑稽な気もします。海鮮丼は、がっつり勢いよく食べたいなと思いました。

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