ノートのとり方のさまざま

※こちらは以前の「はねもねの独り言」に書いていた記事です。


学生さんならもちろんノートを使っているでしょうが、社会人の方もノートを使っている人は多いですよね。私も打 ち合せや電話で話した内容をノートに記録しているので、かなりの量のノートを使用しています。最近はノートが見直されて、さまざまな種類のノートが販売さ れていますが、ノートに書き込む時の基本は変わらないようです。


ノートを書くときは、余白を大きくとるというのは基本中の基本ですよね。後から気づいたことや思いついたことを書き足すために必要ですし、見返した時に余白があった方が見やすいというのもあります。私の友人は 会議のメモを取る時に、発言は左のページに書いて、気がついたことや疑問は右のページに書いていると言っていました。こういう手もありますね。

クイズ番組で人気のお笑いコンビ、ロザンの宇治原さん(この方は某大手企業の副社長の息子さんだという話は有名ですが、私はそのお父さんの直属の部下だった 人と知り合いです。息子さんが芸人になった時の荒れっぷりと落ち込みは凄かったそうです)が考案したノートなんかも売られていますが、これも余白がポイン トになっているようですね。

ところで、みなさんは学生の頃はどうやってノートをとっていましたか?私は黒板に書かれたものはとりあえず書 いて、その余白に先生の話などをチョコチョコと書き込んでいました。そんな話をすると、友人から「お勉強ができない子の典型」と言われてしまいました。そ の友人に言わせると、書いている時間はどうしても耳がお留守になりがちなので、黒板に書かれたものを全て書くのはナンセンスだというのです。

「授業なんて、半分以上は判ってることしか言わないだろ。そもそも適当に黒板を使う教師だっているんだから、全部書き写すのは時間の無駄」というわけです。そ りゃあ簡単な授業ならいいでしょうが、半分以上も判っていることは少ないと反論すると、「え!?お前、予習しないで授業を受けてたの?そりゃ、根本的にダ メだ」と言われ、私は深く落ち込んでいったのでした。

その友人は、予習したノートに先生が説明したことを書き込んでいくというスタイル だったそうなので、理解していることを授業中に書くようなことはなかったというわけです。確かに私のようなボンクラとは根本的に違いますね。しかしこんな 話を別の友人にすると、「ノートなんかとらなかったわよ」と言われてしまいました。この友人は、東大に行きたかったけど家の事情やらなにやらで別の国立大 学(こちらも私と無縁なハイレベル大学)に行ったのですが、その優秀な彼女がノートをとらなかったというのはどういうことかと尋ねました。

「教科書の端にチョコチョコッとメモしてただけ」「数学は計算があるから、無地の落書き帳を使っていた」といいます。それで事足りていたのかと尋ねると、「学 校にしても予備校にしても、教科書に書いてある事を繰り返すだけの授業でしょ。必要なことは全部書いてあるのに、何をメモするの?」と逆に質問されてしまいました。このレベルになると、私とは人種が違うというか別の生き物のように感じてしまいます。

ちなみにこの彼女、自宅での勉強は予習を 中心にやりたいのに、当たり前の事を反復するだけの退屈な宿題が大量に出されることに憤慨し、宿題を出すなら復習の役に立つような理解を深めるようなもの を出してくれと教師に迫って問題児扱いされたこともあるそうです。うーん、何から何まで私とは違いすぎます。

こういう話を聞けば聞くほど、自分が凡人だったと痛感します。きっと今の職場でのノートのとり方も、いろいろダメな面があるんでしょうね。そう思うと、なんだか落ち込んできまし た・・・。




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COMMENT:
AUTHOR: 盆汁
DATE: 06/09/2010 00:25:20
こんばんは。

蒸し暑くなってきましたので、上着にシアサッカーを導入しました。 寝巻きみたいって言われてます。

そういえば はねもね様、お勧めのマイケル・サンデル教授の講義拝見いたしました。
わくわくするような講義ですね。 早速ノートを取り出し講義を聞いていたのですが・・・

本日のはねもね様のコメントを読んでいると
私も落ち込んでしましました。

カントやアリストテレスを読み込んでから・・・。
ん~ 生まれ変わらないと無理ですかね。

では


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COMMENT:
AUTHOR: はねもね
DATE: 06/09/2010 14:56:40
★盆汁さん
夏はシアサッカーやコードレーンがいいですよね。残念ながら私の会社ではジャケパンもNGなので、シアサッカーなどはとても許されない雰囲気なので断念しています。でも寝間着みたいですかね(^_^;)

サンデル教授の授業は面白いですよね!楽しくて考えさせられますから、本当にためになる授業だと思います。ですがこれを予習するというのは、なかなか難しいですね・・・。中にはサンデル教授が書いた「これからの『正義』の話をしよう」を教科書にテレビを見ている人もいるようですが、私にはそこまでできません(^^ゞ

私はこの番組は、バカみたいに口を開けて「ほおほお」と楽しむだけにしたいと思います(苦笑)


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COMMENT:
AUTHOR: maple
DATE: 06/09/2010 20:23:09
ここからMindMapのお話にでもなるのかと
思っちゃいました。

大学に入るころにはノート取りませんでした。
だって、大学の教授は板書なんて意識しないから
ばらばらに書きなぐり・・・教科書に注釈を
つけたほうが効率がよくて。おまけに、昔から
ノートを見直す習慣がなくて(^^;)
#ひたすら演習問題を解くだけのダメダメ勉強で
#ノートはほとんど見ない


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COMMENT:
AUTHOR: はねもね
DATE: 06/10/2010 10:18:25
★mapleさん
マインドマップは似たようなことをやっているんですけど、トニーなんとかさんの言うとおりにはできませんね。私の場合はデザインチックにはならないですし、ペンも1色しか使いません。なので無味乾燥な感じになります(^_^;)

私は社会人になってから、ノートを見返すようになりました。記憶力が悪いので、どうしても書いておかないとミスに直結するんですよね。キャパも狭いので、あっというまに脳みそがオーバーフローするという問題もあります・・・。

大学生の頃はルーズリーフを使っていました。試験前に順番に並べるんですけど、なぜか何枚か不足しているなんてことがチョクチョクありました・・・。


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COMMENT:
AUTHOR: mumu.com
DATE: 06/11/2010 15:05:13
Mail、拝見しました。
貴重な時間を割いていただき本当にありがとうございます。
靴のMaintenanceだけではなく技術というのは実際に目の当たりにしなければ理解出来ないことが多いのだと思いますね。
気が付かず本当に申し訳ありません。

ノートのとり方も技術の一つですよね。
おいらは「自分だけ見れば良い」のと「他人が見るのを前提にとる」二つの種類があるようです。
「文具の魅力」のカテゴリで書いた覚えがあるのですが、検索ワードを絞ってみても多いのでどこに書いたのかわかりませんでした。
少なくとも今は使い分けています。

ところで記憶力に関しては「条件付け」が結構重要なようです。
条件が多ければ多いほど思い出す可能性が高くなるようですな。
それに書いてあることを書くことが無意味だとはおいらは思いませんね~。
確かに予習復習をしているような方の意見は一歩進んでいるのかもしれませんが、地道に知識を築いていく手段の一つとして書いて覚えるというのは、かえって効率的だとも思えます。

これは短期記憶と長期記憶の関係を理解するとおいらの中での結論では”わかっている”事でも書くことで条件が増えるのですから「非常に有意義である」という捉え方です。
読むだけでは「記憶の検索条件」があまりにも少なすぎると思うんですよね。
おいらは聖書の研究などで学ぶ機会が多いのですが、聖書の言葉が心の中に入っていくのは、やはり「書いたもの」ですからな。

人間には感情があります。
そこに記憶が包含されているということを最近はよく感じるように成りました。
人は「感情の生き物」であることは忘れてはなりませんよね。
短期的な記憶方法は読むだけでいいでしょうけど、感情や思考、精神態度にまで影響を与えるような知識をファーストフードのように摂取するのは勿体無いと思えてなりません。

「心に残る言葉」はわかっていても何度も何度も書きたい

ものです。
これはおいらの場合なのですが、「心に取り入れる方法」は人それぞれです。
また「そこに価値を見出すかどうか」も価値基準によって異なります。
何かしらのメモを取るという行為は「=学ぶ」という作業の重要な役割を果たしているのは間違いないでしょう。
意味、無意味は個々が判断すればいいことです。
他人はこちらの意図を汲み取ることが難しいのですから、自分が理解し覚えておきたいことは自分がわかればいいのではないでしょうか。

最後にMailの件、重ねてお詫び致します。
共に感謝を添えて。


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COMMENT:
AUTHOR: はねもね
DATE: 06/14/2010 10:55:15
★mumuさん
コメントした時点では、なんとも不明な点が多かったのでメールさせていただきました。参考になれば幸いです。

ノートのとり方は、個性が現れますね。おっしゃるように人に見せる事が前提のノートと、自分にだけわかれば良いというものでは書き方も変わって来ます。私の手帳など他人が見たら「??」になるページが多く、「よくそんなのを見て説明できますね」と感心されたことがあります(-_-;)

ノートというのは単純に見えて奥が深いので、まだまだ試行錯誤していこうと思います。
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コメント

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