前原民進党代表のハニートラップ疑惑 狙われたら逃げようがない

民進党の前原代表が、北朝鮮のハニートラップに引っかかったと週刊誌が報道しています。

※民進党の前原代表
ハニートラップ、つまり色仕掛けのことですが、これはスケべで脇が甘いバカな男が引っかかると思われています。しかし国際舞台でのハニートラップは、専門の訓練を受けた人達が周到な罠を張り、十分に気をつけている人でも引っかかる可能性があります。狙われたら、逃げようがないと言ってよいでしょう。

上海領事館員事件

上海総領事館に勤めていた46歳既婚の通信担当官が、ハニートラップで陥れられた事件です。顔見知りの中国人女性とカラオケ店にいるところを、中国当局に身に覚えのない売春容疑で逮捕されました。

売春相手とされた女性は処罰なしに釈放され、領事館員は売春容疑を脅迫の材料にされてしまい、宿舎で自殺します。遺書には「日本を売らないかぎり私は出国できそうにありませんので、この道を選びました」と書かれていました。

この事件は冷戦下ではなく2004年の事件です。くつろいでいるところを、突然逮捕されるのですから、誰だってパニックになるでしょう。

イージス艦情報漏洩事件

2007年に自衛隊幹部がイージス艦の機密情報を持ち出し、逮捕された事件です。この事件は全容がわからないのですが、逮捕された2曹の妻が中国籍の女性で、不正入国をした挙句に自ら名乗り出る不可解な行動をとっています。

※自衛隊のイージス艦
この2曹は知人からの紹介で、中国人女性と知り合い結婚していますが、知人が工作員で、妻が連絡員であった可能性が濃厚です。ハニートラップというと、鼻の下を伸ばして不倫をした代償に思われがちですが、結婚だって積極的に利用されます。

北朝鮮のハニートラップ

韓国の宗教指導者が訪朝した際の出来事です。夜になるとドアがノックされ、そこには若くて美しい半裸の女性がいて、部屋の中に入り込んできたそうです。

露骨なハニートラップに、宗教指導者は帰るように言うと、最後は泣き出して「あなたと寝なければ、私は処刑されます」と訴えたそうです。仕方なく朝まで一緒にいて話をし、帰したそうですが、変える際に女性は自分と寝たことにしてくれと、何度も念押しされたそうです。

そして宗教指導者が韓国に帰ると、北朝鮮から寄付のお願いが繰り返し来るようになりました。

北朝鮮は積極的にハニートラップを使いますが、最後は「私が処刑されます」と、泣き落としまでやるようです。「ふーん、じゃあ死ねば」と、泣き崩れる女性に平然と言い放つ神経がないと、断るのは難しそうです。もっともそうやって追い返しても、さらに手の込んだ第2弾がやってくるだけなんですけどね。

狙われたら絶望的

訓練を受けた経験豊かなチームが、仕事として綿密な計画を立てて行います。「強い意志を持つ」「女性と2人きりにならない」程度の対策は、全く役に立たないでしょう。上記のように他の客もいる店で逮捕されることもありますし、近づいてくる女性も取調官も人心掌握術のプロなのです。

外国では外国人と親しくしなければいいと思われるかもしれませんが、北朝鮮は拉致被害者の日本人を使って日本人を拉致していました。異国で日本人に会ったらホッとしますし、親切にされたら気を許しがちです。そこが落とし穴でした。

さらにハニートラップのターゲットは男性だけではありません。旧ソ連は男性を使って要人の妻を落とすのを得意としていました。男性にも女性にも、同じくハニートラップにかかる可能性はあるのです。

他人の親切を無下にする、困った人は見捨てる、助けてもらっても無視するなどの人でなしになったとしても、まだまだ不十分で、相手はあらゆる策を練ってきます。

おまけ

かつて橋本龍太郎が総理大臣の時、中国語の通訳と不倫関係にあると言われていました。その通訳は、中国の工作員とも言われていて、不穏な噂が立ったことがありました。当時は、冷戦時代でもあるまいしバカな話だと思っていましたが、上記の領事館員や自衛官の事件があった時に、これもスパイ事件だったのかもしれないと思いました。

※橋本龍太郎 元総理大臣

まとめ

前原民進党代表が本当にハニートラップに引っかかったのか、そして引っかかったとしても鼻の下を伸ばしていたのか、周到な謀略によるものなのかは知りません。しかしハニートラップ=バカな男の自業自得とは限らないということです。


日本でもスパイ事件はいくつも起きていて、中には男性が男性に仕掛けたハニートラップもありました。日本でどんなスパイ活動が明るみになったかは、また別に書きたいと思います。



甘いはちみつです。


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