※こちらは以前の「はねもねの独り言」に書いていた記事です。 先日、某ユニットバスのメーカーの方から質問されました。「マンションのご担当者様は必ずといっていいほど濃い目の色のバスタブをご採用になります。一方で戸建のご担当者様は必ずといっていいほど淡い色目のバスタブをご採用になります。これはどうしてですか?」なるほど、確かに戸建のユニットバスの多くは淡い色を基調としていますし、マンションの色は濃い目ですね。言われてみて初めて気がつきました。 最初から脱線しますが、ユニットバスって言葉はよく間違った使い方をされています。お風呂とトイレが一体になったものをユニットバスと呼ぶ人がいますが、あれは完全に間違いです。ユニットバスというのは工場で床や壁、天井などを成形してユニットとして現場に搬入して組み立てるお風呂をいいます。ですからトイレがついているかどうかなんて、全く関係ないんですね。 現在、新築の戸建・マンションのどちらも9割以上がユニットバスを使っていると思っていいでしょう。マンションならほぼ100%ですし、戸建の建売でもほぼ100%だと思います。ごくごく一部の注文住宅で高いオプション価格を払うと在来のお風呂を作ってくれますが、そうでもしない限りはユニットバスになります。よくテレビ番組の物件紹介で「ここはユニットバスじゃないんですよ」なんて言っていますが、まずユニットバスですね。 さて話を本題に戻すと、色目の違いはお風呂の明るさによって決まっているのだと思います。戸建の場合、お風呂には窓がついていることがほとんどですよね。一方でマンションのお風呂に窓がついているのは稀です。戸建のモデルハウスに行くと、昼間ということもあってお風呂には窓から明るい光が入っています。一方でマンションのモデルルームに行くと、昼間であっても窓がないのでお風呂には照明がついています。 自然光が入るお風呂では、淡い色の方が上品に見えます。一方、白熱灯(ないし白熱灯色の電球)の照明で照らされるお風呂は、濃い目の色の方が高級感が出ます。ようするに売る時に見栄えがいい方の色を採用しているんですね。たまにマンションでも窓付きのお風呂がありますが、今まで通り濃い目の色を使うとお風呂全体が重くなってしまうことがあります。反対に淡い色のお風呂は、白熱灯色の照明下では輪郭がぼやけて安っぽく見える...