普段履きならローテクスニーカー
スニーカーは流行に関係なく多くの人が履いていますが、それでも流行が確実にあります。最近はローテクスニーカーが注目されていますね。私は基本的にハイテクスニーカーを普段履くのが苦手で、基本的にローテクスニーカーが中心になります。今回は私の好きなローテクスニーカーを中心に書いてみたいと思います。定番からちょっと変わり種まで紹介します。
最近のエアマックスはフライワイヤ方式を取り入れ、靴紐以外にも紐を利用して装着感を高めたり、ビジブルエアを独立させたヴェイパーマックスという方式を取り入れるなど、次々に新技術を投入してスニーカーの性能を高めています。こうした最新技術を盛り込んだスニーカーが、一般的にハイテクスニーカーと呼ばれています。
それに反してローテクスニーカーは、昔ながらのスタイルのスニーカーです。最新の科学技術は使われていませんが、当時の最新の技術を取り入れているものもありますし、普段使いなら決してスニーカーとして劣るわけではありません。昔ながらのスニーカーらしさを保っているものが多いように思います。
日本では月星化成(現ムーンスター)が1981年にライセンスを取得し、福岡の久留米工場で生産していました。2001年にコンバースが倒産すると伊藤忠商事が資本参加して再建を行いますが、2003年にナイキが買収したため、日本のコンバースは伊藤忠商事とムーンスターの共同会社、アメリカのコンバースはナイキが製造しています。そのため日本ではアメリカ製を並行輸入すると、伊藤忠商事がコンバースの商標権を侵害したと訴えるようになり、アメリカ製コンバースは個人輸入であっても入手できない状態になっています。
多くの人がスニーカーと言えばイメージするデザインで、多くの人が一度は買ったことがあるスニーカーだと思います。カラーバリエーションも豊富なので、さまざまな服に合わせやすく、使い勝手が良いスニーカーです。
関連記事:ローテクスニーカーの代表格 /VANS(バンズ)の魅力を紹介
カラーバリエーションが豊富でシンプルなので、合わせる服を選びません。足元で主張しないので、気軽に履けるスニーカーです。オーセンティックやオールドスクールなどの代表モデルは、スケートボード用に作られているので、靴底が平らになっているのが特徴です。この足つきが癖になる人も多いらしく、高い人気を誇っています。
当時のルールでは、テニスコートで履くシューズは白を基調としたものでなくてはなりませんでした。アディダスはこれに芝をイメージした緑を加えて、現在のカラーリングが生まれました。かつてはヒールが高く履き口のカーブが急になっていましたが、これはスタン・スミスがプレイするうえで出した注文に沿っています。現在、スタンスミスをテニスに使う人はいないので、普段履きに合うようにヒールが低くなっています。
スニーカーとしては世界一売れたシューズとして記録されていて、世界的大ベストセラーです。学生の時に履いていたという人も多いと思いますが、今でも高い人気を誇っています。
濡れたデッキで滑らない靴は人気が高まり、第二次世界大戦ではアメリカ海軍のオフィシャルシューズになります。これによってスペリーの滑らない靴、トップサイダーはアメリカ全土に広まり、海外にも人気が広がりました。アメカジの定番シューズとして日本でも人気になり、一定の年齢以上の人にはデッキシューズとトップサイダーが同義語になっていたりします。
デッキシューズという特性上、ネイビーが色あせても格好良いとい言う人も多く、夏の定番シューズになっています。
アシックスは日本を代表するブランドで、私が中学生の頃は陸上では誰もがアシックスを履いていました。アディダスやリーボックなどもありましたが、陸上競技ではアシックス以外は二流ブランド扱いでした。その後、ナイキの台頭などで一時は人気が衰えますが、21世紀になって再び人気が高まっています。2002年から復刻したオニツカタイガーは、レトロな雰囲気で高い人気を誇っています。
関連記事:パトリック /将軍が愛用したスニーカー
80年代はプラチニ・スーパー(プラティニではないところが昭和!)というサッカースパイクがフラッグシップで、プラティニが履いているスパイクと同モデルとして売られていました。現在はレトロな雰囲気が人気を呼び、女性を中心に人気を得ています。ジョギングシューズとしても優れたモデルがあるそうで、ジョガーにも着用者を度々目にします。
ボールバンドは既に販売が終わり会社もなくなっていますが、日本に多くの靴ブランドを紹介してきた長嶋正樹氏がライセンスを取得して日本での販売を開始しました。伝統のヴァルカナイズ製法にこだわり、当時の雰囲気を再現しています。
そもそもローテクとハイテクの違いとは
境界線は曖昧です。ハイテクスニーカーは、何らかの科学技術を盛り込んでいます。代表的なのはナイキのエアマックスでしょうか。ナイキはエアバッグをソールに搭載して足に加わる衝撃を和らげる工夫をしていますが、それだけでは圧がかかった空気の逃げ場がないため不安定になります。そこでミッドソールに窓をつけて空気を逃がす、ビジブルエアという構造を考案しました。最近のエアマックスはフライワイヤ方式を取り入れ、靴紐以外にも紐を利用して装着感を高めたり、ビジブルエアを独立させたヴェイパーマックスという方式を取り入れるなど、次々に新技術を投入してスニーカーの性能を高めています。こうした最新技術を盛り込んだスニーカーが、一般的にハイテクスニーカーと呼ばれています。
※ナイキ エアマックス フライニット |
それに反してローテクスニーカーは、昔ながらのスタイルのスニーカーです。最新の科学技術は使われていませんが、当時の最新の技術を取り入れているものもありますし、普段使いなら決してスニーカーとして劣るわけではありません。昔ながらのスニーカーらしさを保っているものが多いように思います。
ローテクの代表格コンバース・オールスター
登場したのは1917年ですから、なんと100年物歴史を持ちます。バスケットボール用にハイカットと呼ばれる足首を保護する丈で作られ、チャック・テイラーという選手が使用していたことからサインが入っています。当時としては最新のバスケットシューズですが、現代ではこれを履いてバスケットをする人はいないでしょう。あまりに定番すぎるデザインのため、類似品が多くのメーカーから大量に出ているのも特徴です。日本では月星化成(現ムーンスター)が1981年にライセンスを取得し、福岡の久留米工場で生産していました。2001年にコンバースが倒産すると伊藤忠商事が資本参加して再建を行いますが、2003年にナイキが買収したため、日本のコンバースは伊藤忠商事とムーンスターの共同会社、アメリカのコンバースはナイキが製造しています。そのため日本ではアメリカ製を並行輸入すると、伊藤忠商事がコンバースの商標権を侵害したと訴えるようになり、アメリカ製コンバースは個人輸入であっても入手できない状態になっています。
多くの人がスニーカーと言えばイメージするデザインで、多くの人が一度は買ったことがあるスニーカーだと思います。カラーバリエーションも豊富なので、さまざまな服に合わせやすく、使い勝手が良いスニーカーです。
Xスポーツとともに歩むVANS
スケートボーダーにはお馴染みのVANSですが、最近は普段履きに使う人を多く見るようになりました。VANSに関しては以前も書きましたので、そちらも参照してください。関連記事:ローテクスニーカーの代表格 /VANS(バンズ)の魅力を紹介
カラーバリエーションが豊富でシンプルなので、合わせる服を選びません。足元で主張しないので、気軽に履けるスニーカーです。オーセンティックやオールドスクールなどの代表モデルは、スケートボード用に作られているので、靴底が平らになっているのが特徴です。この足つきが癖になる人も多いらしく、高い人気を誇っています。
世界で最も売れたアディダスのスタンスミス
1965年にロバート・ハイレットというテニス選手のために作られたシューズが原型です。ハイレットが引退したため、アディダスはハイレットをアメリカ人プレイヤーのスタン・スミスに、この靴を提供します。そしてハイレットは1972年に改名し、このスニーカーはスタンスミスになりました。当時のルールでは、テニスコートで履くシューズは白を基調としたものでなくてはなりませんでした。アディダスはこれに芝をイメージした緑を加えて、現在のカラーリングが生まれました。かつてはヒールが高く履き口のカーブが急になっていましたが、これはスタン・スミスがプレイするうえで出した注文に沿っています。現在、スタンスミスをテニスに使う人はいないので、普段履きに合うようにヒールが低くなっています。
スニーカーとしては世界一売れたシューズとして記録されていて、世界的大ベストセラーです。学生の時に履いていたという人も多いと思いますが、今でも高い人気を誇っています。
スペリー・トップサイダー
こちらはスニーカーではなくデッキシューズです。1935年にポール・スペリーという実業家が、ヨットで履くためのデッキシューズとして考案しました。海水で濡れたデッキの上で転倒したことをきっかけに、デッキの上でも滑らない靴を作ろうと思わせたのです。濡れたデッキで滑らない靴は人気が高まり、第二次世界大戦ではアメリカ海軍のオフィシャルシューズになります。これによってスペリーの滑らない靴、トップサイダーはアメリカ全土に広まり、海外にも人気が広がりました。アメカジの定番シューズとして日本でも人気になり、一定の年齢以上の人にはデッキシューズとトップサイダーが同義語になっていたりします。
デッキシューズという特性上、ネイビーが色あせても格好良いとい言う人も多く、夏の定番シューズになっています。
オニツカタイガー
アシックスの前身ブランドですが、最近は女性に人気が高まっています。ファンの要望で復活したオニツカタイガーですが、当初はパッとせずマニア以外の人気は低迷していました。しかし2003年に公開された映画「キル・ビル」で、主演のユマ・サーマンが着用していたことから海外で人気が爆発し、その人気が日本にも逆輸入されました。アシックスは日本を代表するブランドで、私が中学生の頃は陸上では誰もがアシックスを履いていました。アディダスやリーボックなどもありましたが、陸上競技ではアシックス以外は二流ブランド扱いでした。その後、ナイキの台頭などで一時は人気が衰えますが、21世紀になって再び人気が高まっています。2002年から復刻したオニツカタイガーは、レトロな雰囲気で高い人気を誇っています。
パトリック
サッカースパイクが有名なブランドで、将軍と呼ばれたフランスのミシェル・プラティニが履いていたことでも有名なブランドです。パトリックは以前に書いたことがあるので、そちらを参照ください。関連記事:パトリック /将軍が愛用したスニーカー
80年代はプラチニ・スーパー(プラティニではないところが昭和!)というサッカースパイクがフラッグシップで、プラティニが履いているスパイクと同モデルとして売られていました。現在はレトロな雰囲気が人気を呼び、女性を中心に人気を得ています。ジョギングシューズとしても優れたモデルがあるそうで、ジョガーにも着用者を度々目にします。
ボールバンド
インディアナ州ミシャワカで19世紀に始まった会社が、1950年代から販売していたスニーカーがボールバンドです。日本でもアイビーブームに乗って販売されていたようで、人気の高いスニーカーだったそうです。私は世代的に当時を知りませんが、ボールバンドのスニーカーのデザインを真似たものが、小中学生の頃に大量にあったと記憶しています。ボールバンドは既に販売が終わり会社もなくなっていますが、日本に多くの靴ブランドを紹介してきた長嶋正樹氏がライセンスを取得して日本での販売を開始しました。伝統のヴァルカナイズ製法にこだわり、当時の雰囲気を再現しています。
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