IQ197の天才 ウォルター・オブライエンのドラマ

日本でも放送されているドラマ「スコーピオン」をご存じでしょうか。主人公のウォルター・オブライエンは実在の人物で、IQ197の天才的な頭脳を活かして犯罪捜査に協力しているといわれています。

※現実のウォルター・オブライエン



ドラマ「スコーピオン」

ドラマ「スコーピオン」はCBSが2014年から放送を開始したドラマです。主人公のウォルターが行動心理学者、数学者、機械工学技士の天才らと共に設立した会社「スコーピオン」が、国土安全保障省に協力して、犯罪やテロの捜査をする物語になっています。


※ドラマのウォルター・オブライエン(中央)

ウォルター・オブライエンとは

現実のウォルター・オブライエンは、9歳の時にIQテストを受けて197のスコアをマークしています。13歳の時にはNASAにハッキングを仕掛けて軍の捜査を受け、18歳のときにはアイルランド・チームのメンバーとしてコンピュータ・オリンピックに参加しています。また「スコーピオン・コンピュータ・サービス」という会社を設立し、犯罪捜査にも協力して、ボストンマラソンの爆弾魔の逮捕に貢献したそうです。

怪しいと言われている経歴

ここまで書くと偉人のようですが、この方の経歴はとても怪しいとも言われています。IQ197ですが、証明書が保存されていないので確認のしようがありません。13歳の時のNASAのハッキングに関しても、デイリー・ミラー紙などが調べましたが、確認できていません。

またコンピュータ・オリンピックの参加も、その年の参加者の名前にオブライエンはありません。また「スコーピオン・コンピュータ・サービス」の事業規模や事業内容も不明な点が多く、犯罪捜査に関しては、オブライエンの嘘だと言い切る人もいます。

ウォルター・オブライエンの弁解

オブライエンによると、コンピュータ・オリンピックは参加締め切り後に特例で参加したため、名前が載らなかったのだろうと言います。主催者のサインが入った参加証明書を持っているので、参加したのは間違いないでしょう。またハッキングに関しては、公式な記録に残らないものもあるので、嘘か本当かは外部の人にはわからないのは当然です。

恐らくですが、いくつかの業績を膨らませているのは間違いないでしょう。商売人として誇大広告もありそうですが、全てが嘘だと否定する根拠もありません。この怪しさを含めて、ドラマも楽しむのが良いのではないでしょうか。


ドタバタの冒険活劇であり、コメディでもある「スコーピオン」は、スーパードラマTVで放送中です。

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