足に合わない靴は辛い

※こちらは以前の「はねもねの独り言」に書いていた記事です。

朝から強い雨が降っていて、靴がびしょ濡れになるのが嫌で古い靴を引っ張りだして会社に行きました。国産の2万円ぐらいの靴で長いこと履いていましたが、ある時から履かなくなった靴です。すでに2万円の元はとるぐらい履いているのですが、工事現場などに行かなくてはならないことがあるので、そういう時に使えるだろうととっておいたのです。その靴を履いて会社に行ったのですが、なんとも辛い1日になってしまいました。



そもそもこの靴を履かなくなった理由の一つが、何度かここで紹介した飯野さんから「靴が足に合っていない」と指摘されたのがきっかけです。私の足幅はEからEEの間ぐらいなのですが、国産靴メーカーの多く(特に安価なライン)はEEEの幅広の靴型が多く、私の靴もEEEでした。さらに靴の長さが長すぎるうえに足の甲の高さも合っていないとのことでした。

飯野さんの著書にもあるように、足に合わない靴はさまざまな弊害を生みます。疲れやすく水虫などになりやすく、最悪の場合足の骨の変形に至ってしまいます。飯野さんからそれらの恐ろしい説明があり、足に合った靴を履くことを勧められたのです。それ以降、私は足のサイズを測って足に合った靴を売ってくれる店で買うようになりました。きちんと足のサイズを測ると、今まで履いていた靴サイズよりもワンサイズ小さくても良いことがわかり、それからは試し履きをして細かく足に合っているかチェックして買っています。

靴紐を結んだままで、そのまま足をズボっと入れて履く人は多いと思いますが、そうやって履けるということは明らかに靴のサイズが大きすぎます。靴が長すぎるので歩く時に足が前後に動いてしまい、疲労が増してしまいます。毎日歩き回る営業の人などは、靴のサイズを変えるだけで疲労感が違うと思います。と、そんな理屈はわかっていたのですが、ワンサイズ大きい某国産メーカーの靴を履いて会社に行きました。

会社についた時点で、明らかに疲労度が違うと感じました。いつもより歩きにくいのです。帰る頃には脛の膝三里あたりが痛くなってきました。足に無駄な力がかかっているんですね。さらにこの靴はそれなりの値段なので本皮ですが、とにかく蒸れます。足が合っていないと足に力が入るために発汗が多くなると言われていますが、どうもこの靴はそれだけではなく通気性が悪いようです。名前を書けば誰でも知っているような靴メーカーの靴なんですけどね。

足の痛さと蒸れが同時にやってくるので、1日中不快でなりませんでした。やはり靴は足に合ったものを履いた方がいいという当たり前の結論を実感することになりました。この靴はメジャーな靴メーカーなので社会人になった時から履いていますし、サイズも最初に買った靴屋さんに言われたサイズを妄信して履いていたのですが、よくこんな靴を何年も履いていたものだと我ながら関心してしまいました。

恐らくこのブログを読んでいる方の中にも、足に合っていない靴を履いてこんなもんだと思っている方は多いと思います。一度、靴の専門店に行ってきちんと足を計ってもらうと、自分が思っていたサイズと全然違うサイズを勧められるかもしれません。デパートの靴屋さんじゃなくて、ちゃんとした靴屋さんです。そうすれば疲労度や足の臭いから、かなり解放されるかもしれませんよ。






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AUTHOR: CHIEZO→
DATE: 05/27/2011 03:03:14
どんな靴であれ、サイズが合わないと結構辛いんですよね。

私はカジュアルシューズ派ですが、最近サイズの合わない靴を手にしてしまい
「やっぱりジャストサイズじゃないと駄目だ」と痛感しております。

自分の足のサイズよりも少し大き目だったんですけど、
足の疲労はもとより、踵の減り方が全く違う事に気づきました。

サイズが合わないと、歩き方や姿勢も違ってきてしまうんでしょうね。

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COMMENT:
AUTHOR: はねもね
DATE: 05/30/2011 19:48:11
★CHIEZO→さん
スニーカーだって登山靴だって、足に合わないと辛いですね。サイズだけで選んでしまうと、足に合わない靴を選んでしまうので履いてみないとわからないですし、合っているか合っていないかわからない人も多いですから信頼できるお店を見つけることが重要なのかもしれません。

きっとサイズが合わない靴で歩くと、歩き方も変わってくると思います。苦労して体を痛めることになるんでしょうね。

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AUTHOR: k0yaji
DATE: 06/02/2011 21:05:17
私の場合靴を選ぶ際に注意する事は、靴底と中底の形状です。
踵の外側から拇指球にかけて、なだらかな下り坂になっている靴を選ぶようにしています。
脚を内側に捻り易くなり、骨盤だけでなく肩や首などの上半身も活性化して行くのが体感出来ます。

身体感覚は文章化するのが難しい事の一つではありまますが、興味深いテーマでもあります
特に靴は、精神を含む全身に影響を及ぼす大地との唯一の接点ですから大事にしたいです。


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COMMENT:
AUTHOR: はねもね
DATE: 06/04/2011 21:28:09
★k0yajiさん
なるほど、靴底の形状は影響が大きいでしょうね。最近は丸底になったスニーカーなんかが体を鍛えられるということで人気ですし、一本歯の下駄が体(と姿勢)にいいなんて話もありますね。おっしゃるように感覚的なものが入ってくると文章化は難しいですが、直立歩行をする人間と靴の関係はとても深いものがありますね。

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AUTHOR: カシオ
DATE: 07/21/2011 22:52:40
はじめまして
ご存知かもしれませんが、サイズが大きくて緩いのであれば靴修理店でインソールを入れてもらって調整されると良いと思います。

私もまともな靴を初めて買った時、かかとに指1本入ってしまうサイズを選んでしまいました。
その後はきつめに買ってしまうという悪循環にはまってしまいましたが…。(きついよりかは緩い方がマシですよ)

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COMMENT:
AUTHOR: はねもね
DATE: 07/23/2011 19:45:32
★カシオさん
はじめまして。
靴のフィッティングは難しいですね。おっしゃるようにインソールを入れて対応することも可能ですが、ここに書いた靴の場合はそれでもやや厳しそうです。それにアッパーもクタクタなので、これ以上お金をかけてもすぐにダメになるので廃棄することにしました。

靴がきつ過ぎると辛いですね。多少なら痛い部分をストレッチしてもらえば楽になりますよ。ただグットイヤーウェルト製法の場合は靴底が馴染むのに時間がかかるので、買ってからしばらくは多少痛くても我慢して履くようにしています。1ヶ月ぐらい我慢すると、フッと痛みが消えて、足にフィットする靴に変わる事が何度かありました。

おっしゃるようにきつすぎる靴は苦痛でしかないのですが、ウェストンに代表されるキツキツのフィッティングが雑誌で紹介された影響か、きつめのフィッティングを勧める靴屋さんもいますね。自分に合うラストを見つけるまでは、試行錯誤の繰り返しです。
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コメント

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