アプリを探すのはどうしたらいいか?

※こちらは以前の「はねもねの独り言」に書いていた記事です。

ここのところiPhoneに関して質問される事が急激に増えてきました。はじめてスマートフォンに触れた人にとっては、便利そうだけど何がなんだかわからないという事が多いようです。仲間内でiPhone講座を開いたら好評で参加したいという人が増えましたし、その時の講習資料を会社でiPhoneユーザーに渡すと早く続きが欲しいとせかされます。iPhoneを持っているけど、使い方で悩んでいる人は多いように思います。

よく受ける質問で一番困るのが「どんなアプリを入れたらいい?」という質問です。どんな用途に使いたいのかハッキリしないと、勧めようがありません。しかし具体的に質問されても困るものもあります。

「トイカメラみたいに写るアプリが欲しいんだけど、どれがいいかな?」

と質問されても、撮った写真を後からトイカメラ風に加工したいだけなのか、撮影する時にトイカメラ風にしたいのか、解像度を選べる方がいいのか、英語表記でもいいのか日本語表記がないとダメなのかなど色々な要素が出てくるからです。

また私自身、自分が使っているアプリよりもさらにいいものがあるのではないかという想いがあります。定期的にネットを徘徊して情報を漁ってはいますが、これだけアプリが多いと悩んでしまいます。それに加えてAppStoreのレビューが便所の落書き以下のレベルになっているソフトも多く、あれを読んでも何の参考にもならないというケースが散見されます。どうやって情報を仕入れるべきかという問題もありますね。

「えっ!」と言う人もいるかもしれませんが、私は情報収集に2ちゃんねるも利用しています。カメラアプリ、RSS、メモなどカテゴリーごとにスレッドがあるので、興味のあるスレッドを読むとある程度の情報が集まります。使用感やアプリの特徴に関する書き込みも多いですし、みんながどういう使い方をしているかというのもわかります。あそこで人気のアプリは、どれもそれなりに優秀なものが多いですね。

しかしこれはみんなには勧められません。荒れる時は初心者には衝撃的な荒れっぷりになることもありますし、ある程度2ちゃんねる用語がわからないと意味がわからない解説もあります。それに専門的になりすぎる傾向があるのでスマートフォンを初めて持ったような人には、難解な印象を受けることも多いと思うからです。それに加えてわざと嘘を書き込む人もいるので、情報の取捨選択ができる人でないときついと思います。

後は個人のブログやツイッターを利用していますが、これも同じく情報の取捨選択が必要ですし、ブログによっては解説が難しいものもありますね。なので膨大なアプリを前に情報をどうやって仕入れるかというのは、大きな問題になっていると思います。ここにアップルができることがまだあるんじゃないかと思うんですけどね。

pingで音楽ライブラリを見せ合うなら、アプリだって見せ合えばいいじゃないかと思うんですよ。誰がどんなアプリを使っているかがわかり、「それ便利なの?」なんて質問できるSNSというのがあっても良いように思います。 定番アプリは解説がそこら中にありますが、それ以外のアプリって情報が少ないんですよね。そういう隙間を埋めるものがあってもいいんじゃないかと思います。

アップルがSNSを作って、そこで解説すれば自動的にアフィリエイトになって紹介した人に紹介料が入る仕組みを作れば、積極的に解説する人も増えるのではないでしょうか。まあ、これは私の思いつきなんで、問題も多そうですけどね。 とにかくアプリが膨大になったために、情報に飢えている人がいるということです。「最近、何かアプリ入れましたか?」と挨拶代わりに聞いてくる人が私の周りには多いので、余計にそう思うのかもしれませんけどね。








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COMMENT:
AUTHOR: maple
DATE: 11/22/2010 00:01:04
アプリは何を入れたらいい?て質問、 古くて新しい問題のような感じもしますね。 目的があって手段であるアプリを選ぶはず なんですけど、なんとなくIT機器を持った人は "アプリ"とか言うものを手に入れると幸せに なれると思っちゃうのかも。

IT機器って、まだ夢を提供できる存在でしょうか。 生活を便利にしてくれそうとか、楽しませて くれそうとか。いまだ幸せを提供してくれる ブラックボックスみたいな扱いですね。 はねもねさんのおっしゃる"隙間"、技術屋が 知りたいことですねぇ。研究者も開発者も、 ユーザのしたいことを知りたいんですけど、 それはある程度知識のある人じゃないと、 要求を言語化できないんですよね・・・。


----- COMMENT:
AUTHOR: はねもね
DATE: 11/22/2010 16:30:28
★mapleさん
技術に長けた人は不得手なコンシュマーのニーズを把握しにくく、不得手なコンシュマーは何が不便なのか伝えにくいという問題ですね。その問題を解消するためにアップルはアップルストアを展開してコンシュマーの生の声を吸い上げているのですが、まだまだ課題は多そうな気がします。 IT関連はいまだに夢を持たせてくれますが、いつまで私たちに夢を見せてくれるのでしょうか。私はアップルやグーグル、その他モロモロの企業のテレビ戦略に興味が尽きないのですが、これはもう夢というよりも現実に近くなっていますね。さらに先の夢を見せて欲しいと思っています。

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AUTHOR: 冬_寂
DATE: 11/23/2010 07:36:11
アプリの探し方…簡単なのは「専門の雑誌をあさる」。 紙媒体の役割はそこら辺にもある気がします。 紙のマニュアルがいつまで経ってもなくならないように…ね。 読むのに特別な装置がいらない,書き込める,読みたい箇所にすぐに戻れる…まさに「紙は偉大なり」。蔡倫すごいよ… ----- COMMENT: AUTHOR: はねもね EMAIL: IP: 211.134.27.71 URL: DATE: 11/23/2010 17:10:05 ★冬_寂さん 雑誌はまとめてあるのがいいところですが、どうしても情報が古いですよね。それと定番品に偏る傾向があるので、自分に合ったものというよりも最大公約数的なアプリの方が多いように感じます。ですからiPhoneを使い始めの頃にだーっと読んでいくのはいいでしょうね。 確かに紙は偉大です。iPhoneを使うようになってから、紙を使う量が増えました。逆説的ですが、両者のいいところを合わせた方が効率がいいですからね。

コメント

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