W杯の組合せ決定 日本は強豪ではなく挑戦者の一国なのだ
2018年のロシアW杯の一次リーグの組み合わせが決まりました。日本は、
コロンビア
セネガル
ポーランド
の3カ国と対戦します。この決定を受けての報道や街の声は、「苦しい組合せ」「ランキング上位の国ばかり」といったものが多く、なんとなく違和感を覚えました。
日本のW杯成績
98年 フランス大会: 3戦全敗 最下位
02年 日韓大会: 2勝1分 ベスト16
06年 ドイツ大会: 1分2敗 最下位
10年 南アフリカ大会: 2勝1敗 ベスト16
14年 ブラジル大会: 1分2敗 最下位
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| ※南アフリカ大会のパラグアイ戦 |
このように、最下位とベスト16を繰り返しています。ならばロシア大会はベスト16だとゲン担ぎの声もありますが、成績が安定しないとも言えます。これを組合せ次第ではベスト16に実力を持っていると見るか、運次第のチームと見るかで日本代表の評価が変わってきます。
FIFAランキング
日本は55位で、ロシア大会の組合せの中では最下位です。これをもって厳しい組合せという声が多くあります。
ポーランド 7位
コロンビア 13位
セネガル 23位
このランキングは5位ぐらいまでが妥当で、10位ぐらいまでがそこそこあてになり、それ以降の2桁ランクは団子状態で、ほとんどあてになりません。こんなランキングを気にする必要は全く無いのです。
そもそも今のFIFAランキングで日本より下なのは、
パナマ 56位
韓国 59位
サウジアラビア 63位
ロシア 65位
といったところです。韓国、サウジ、ロシアと同じ組みに入ることはありえませんが、この3カ国が対戦相手ならグループリーグ突破は確実だと言えるでしょうか?そんなことはないはずです。今の日本は、どこの国と対戦しようが苦しいのです。
そもそもW杯はどこの国も苦しい
98年大会で、日本から先制点を奪ったアルゼンチンやクロアチアの選手の歓喜の様子は、今でも覚えています。何十年もかけてやっとW杯初出場を遂げた日本を相手に、優勝経験のあるアルゼンチンは、喜びを爆発させました。
クロアチアはユーゴスラビア時代からの強豪で、日本からすると雲の上のような国でしたが、同じく先制点を奪うと歓喜していました。強豪国と呼ばれている彼らも、W杯は苦しいのです。はるか格下の日本だから楽に勝てるとは思っておらず、用心深く周到に戦っていました。
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| ※得点したクロアチアのスーケル |
02年日韓大会で、アルゼンチンはグループリーグで敗退します。南米予選ではブラジルを含む強豪を、文字通り蹴散らして寄せ付けることすらなかったアルゼンチンでさえ、グループリーグを突破できないことがあります。
グループリーグの組合せに、楽な組合せなど存在しないと思った方が良いでしょう。
日本が苦しいのは当然
優勝経験がないどころか、ベスト8にすら入ったことがなく、98年からようやく参加できた日本は、新参の小国に過ぎません。「この組合せだと、ちょっと苦しいなぁ」なんてセリフは、ドイツやブラジルならいざ知らず、まだまだ日本には早すぎる気がしました。
しかし日本は弱いからといって、悲観する必要もありません。番狂わせを起こすのは、弱いとされているチームの醍醐味です。2010年のベスト16にしても、テストマッチで連敗続きのチームが勝つとは誰も思っていませんでした。一次リーグ敗退も突破も、同じくらい可能性があると思うんですけどね。

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