宮城県PR動画は壇蜜の無駄だ
壇蜜が出演した宮城県のPR動画が、下品で不適切だと話題になっています。どの程度のものかと見てみたのですが、話題が大きくなっていただけに肩すかしの印象でした。ではPR動画として問題ないかと問われれば、大問題だと答えます。そもそも動画が全く面白くないうえに、高い出演料を払って壇蜜を出したのに、彼女のキャラを全く活かせてないと思うのです。
この動画は単に「エロい壇蜜」を使っただけになっていて、そもそも「エロい壇蜜」を喜ぶ層と宮城県に観光に来て欲しい層が一致しているかも疑問です。批判している人の中には、単に壇蜜が嫌いなだけの人の声も混じっていますが、この動画が宮城県のPRに向いていないのは間違いないでしょう。
あちこちの観光名所を、北九州出身のグラビアアイドル紗綾が紹介するだけの動画ですが、露出は少ないもののピッタリした服で強調されてしまった胸にしか目が行かないと、シュールな笑いを誘ったのです。この動画は深く考えずに製作されたのが明らかで、面白くもなければ北九州のアピールも不足していました。この動画は紗綾の知名度を押し上げたので、彼女のプロモーションになってしまいました。
※この動画は、現在では削除されています。
このように地方PR動画は多く作成されているものの、大抵は全く話題にならないで消えていきます。タレントを使おうが使うまいが、ほとんど場合は上手くいっていません。それは制作費の問題以上に、企画の問題の方が大きいと思います。
壇蜜が面白いのは、決して長くない手足が愛人キャラにリアリティを与えていて、実際に愛人としていそうなルックスなのに、演じているのがマンガ的な愛人キャラだからです。無駄にセクシーな空気をまといつつ、無駄に淫乱な言葉を口走るマンガ的なキャラなのに、見た目には妙なリアリティがあるというのが、他のセクシーさを売り物にするタレントとの違いになっています。例えば同じ愛人キャラの橋本マナミとの決定的な違いは、このマンガ的な部分だと言えるでしょう。
さらに「和菓子工場で働いていた」「冠婚葬祭の専門学校に通っていた」などとイメージとは全く異なる過去を明かします。また同時に「銀座でホステスの経験がある」と、今度はイメージ通りの過去を明かし、会話上手な一面や頭の回転の速さを見せます。この相反するイメージをいくつも折り出すことにより、いそうな、いなさそうな不思議な存在として、独自のキャラクターを作っています。
ですから実際に会って素顔を知ると、拍子抜けするくらい真面目な人なのだろうと思います。愚直なまでに、与えられたキャラを演じきっているのでしょう。
この動画は宮城県のアピールにしては壇蜜の唇しか記憶に残らず、しかし壇蜜のプロモーションビデオとしては、彼女の魅力である独自性をほとんど出し切れていないので不発です。どちらに転んでも失敗作だと思います。
県知事は話題になって良かったと言っているようですが、あっという間に忘れ去られると思いますよ。

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宮城といえば、これが好きです。牛タン入りの笹かまぼこ。
つまみにピッタリです。
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※宮城県PR動画の一コマ |
1.宮城県PR動画
地方のPR動画はあちこちで製作されていますが、話題にならないことがほとんどです。そこで有名タレントを使い、注目を集めようというのは真っ当な戦略だと思います。しかし有名タレントを使っても、面白くもなければ何をアピールしたいかわからない動画では、効果的ではありません。この動画は批判にあるように、壇蜜の唇しか記憶に残らないのです。この動画は単に「エロい壇蜜」を使っただけになっていて、そもそも「エロい壇蜜」を喜ぶ層と宮城県に観光に来て欲しい層が一致しているかも疑問です。批判している人の中には、単に壇蜜が嫌いなだけの人の声も混じっていますが、この動画が宮城県のPRに向いていないのは間違いないでしょう。
2.北九州市PR動画
少し前に話題になった地方PRの動画に、北九州市が製作したものがあります。公開されるとネットで「紗綾さんがバインバインすぎて内容が何も頭に入ってこない」と、話題になりました。![]() |
※バインバインすぎる動画の一コマ |
※この動画は、現在では削除されています。
このように地方PR動画は多く作成されているものの、大抵は全く話題にならないで消えていきます。タレントを使おうが使うまいが、ほとんど場合は上手くいっていません。それは制作費の問題以上に、企画の問題の方が大きいと思います。
3.壇蜜の独自性
壇蜜はとても面白い立ち位置を手にしたタレントです。グラビアでは昭和風の顔立ちから、レトロな印象の写真で人気を得ました。テレビデビュー当初は職業を「エッチなお姉さん」としていて、「はい」などの返事の代わりに喘ぎ声で答えて笑いを誘いました。壇蜜が面白いのは、決して長くない手足が愛人キャラにリアリティを与えていて、実際に愛人としていそうなルックスなのに、演じているのがマンガ的な愛人キャラだからです。無駄にセクシーな空気をまといつつ、無駄に淫乱な言葉を口走るマンガ的なキャラなのに、見た目には妙なリアリティがあるというのが、他のセクシーさを売り物にするタレントとの違いになっています。例えば同じ愛人キャラの橋本マナミとの決定的な違いは、このマンガ的な部分だと言えるでしょう。
さらに「和菓子工場で働いていた」「冠婚葬祭の専門学校に通っていた」などとイメージとは全く異なる過去を明かします。また同時に「銀座でホステスの経験がある」と、今度はイメージ通りの過去を明かし、会話上手な一面や頭の回転の速さを見せます。この相反するイメージをいくつも折り出すことにより、いそうな、いなさそうな不思議な存在として、独自のキャラクターを作っています。
ですから実際に会って素顔を知ると、拍子抜けするくらい真面目な人なのだろうと思います。愚直なまでに、与えられたキャラを演じきっているのでしょう。
4.まとめ
そもそも宮城県のPR動画に、宮城県出身でもない壇蜜を使うのは、どういう意図があったのでしょう?もちろん他県の出身者を使うのはいいのですが、この動画なら宮城県出身のタレントでも良かったと思います。この動画は宮城県のアピールにしては壇蜜の唇しか記憶に残らず、しかし壇蜜のプロモーションビデオとしては、彼女の魅力である独自性をほとんど出し切れていないので不発です。どちらに転んでも失敗作だと思います。
県知事は話題になって良かったと言っているようですが、あっという間に忘れ去られると思いますよ。

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つまみにピッタリです。
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