靴のソールあれこれ /用途によって選びたい
ドレスシューズに限らず革靴をお持ちの方は、靴底の交換(オールソール)の経験があると思います。またオールソールに限らず、靴を買う時に靴底は素材や形状が気になる人も多いでしょう。靴底は履き心地や靴の性能に大きな影響を与えます。そこで今回は、靴底にはどんな種類があって、どんな違いがあるのか見ていきましょう。
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レザーソールの魅力は返りの柔らかさと通気性です。歩く時に蹴り出す足に合わせて、靴は曲がります。靴底が反らないと歩きにくく、ましてや走る時などぎこちなくなってしまいます。
そして私のように足に汗をかく人にとって、レザーソールの通気性は本当にありがたいものです。靴のアッパー部の革だけでなく、靴底も通気性があるということは、暑い日でも蒸れにくいので快適に革靴を履くことができます。その反面、水に弱いのが弱点で、雨が降ると滑りやすく、靴の中に水が染みてきます。また靴底の痛みも、急速に進んでしまいます。
ラバーソールは、水に強いのが最大の特徴で、雨の日はラバーソールに限ります。しかしレザーソールと違ってゴムは呼吸しないので通気性に劣ります。そして種類にもよりますが、レザーソールに比べて反りが硬くなりがちです。
ビスポーク(オーダーメイドの最高峰)の靴に多く使われる他、エドワードグリーンなどの高級既成靴ブランドでも使われています。
公式サイト
その反面、ソール自体が柔らかいので摩耗しやすく、減りが早いと言われています。
イギリスのハルボロ・ラバー社の製品で、デイ・アンド・ナイトが訛ってダイナイトになったと言われています。ラバーソールの中では薄いので、ドレスシューズに使っても違和感がありません。反りも柔らかく、もちろん耐水性も高いので、ドレスシューズのラバーソールで迷ったら、これにしておけば間違いないと言えます。
弱点としては、やや摩耗が早いように思います。
イートンの方がやや硬く、反りの良さはダイナイトだと思います。しかし摩耗はイートンの方が遅く、耐久性ではイートンの方が上です。そして硬さから来ているのかわかりませんが、靴によってはイートンをつけると歩くたびにキュッキュッと音がする場合があります。私は3足をイートンに変えましたが、1足はみっともないくらい鳴いていました。
しかしクレープソールでなければ、デザートブーツなどは雰囲気が出ません。デメリットが多くても愛されるソールです。
オールソールは3回ぐらいが限度なので、レザーソールの靴を2回オールソールして、3回目の時に雨用の靴にして、ダイナイトソールに変える人は多くいます。ソールの特性を知ればオールソールも楽しみになるので、靴屋さんとよく相談してやってみましょう。
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レザーソールかラバーソールか
靴底は革底かゴム底になります。これ以外の靴底もあるのかもしれませんが、ちょっと思いつきません。この二つは大きく性格が異なるので、選ぶときに注意が必要です。レザーソールの魅力は返りの柔らかさと通気性です。歩く時に蹴り出す足に合わせて、靴は曲がります。靴底が反らないと歩きにくく、ましてや走る時などぎこちなくなってしまいます。
※レザーソール(革底) |
そして私のように足に汗をかく人にとって、レザーソールの通気性は本当にありがたいものです。靴のアッパー部の革だけでなく、靴底も通気性があるということは、暑い日でも蒸れにくいので快適に革靴を履くことができます。その反面、水に弱いのが弱点で、雨が降ると滑りやすく、靴の中に水が染みてきます。また靴底の痛みも、急速に進んでしまいます。
ラバーソールは、水に強いのが最大の特徴で、雨の日はラバーソールに限ります。しかしレザーソールと違ってゴムは呼吸しないので通気性に劣ります。そして種類にもよりますが、レザーソールに比べて反りが硬くなりがちです。
※ラバーソール(ゴム底) |
レザーソールの種類
ベイカー
1860年創業のイギリスの伝統的なタンナーで、オークの木から抽出したタンニンを使って伝統的な製法(オークバーク)で鞣しています。繊維が強く締まって硬く、触った感じは革か木板かわからないほどです。耐久性も抜群でなかなか摩耗しないとの声を聞きます。しかし履いた時の反りは柔らかく、まさに理想的なレザーソールで、それ故にお値段も高めです。ビスポーク(オーダーメイドの最高峰)の靴に多く使われる他、エドワードグリーンなどの高級既成靴ブランドでも使われています。
公式サイト
レンデンバッハ
1871年創業のドイツの会社で、ベイカー同様にオークバークで作られています。同じく繊維がギュッと締まり、触ると木板のように感じるほど硬く、耐久性も抜群です。そして反りが柔らかいので、多くの高級既成靴にも使われています。代表的なブランドとしては、クロケット・アンド・ジョーンズに使われています。レモンティ
イタリアの会社で、上記2社よりも明るい色合いが特徴です。最大の特徴はレザーソールにしては雨に強く、比較的滑りにくいことです。そのためイギリスのトリッカーズが、レモンティのソールを採用しています。また柔らかいので反りも良く、歩きやすいのも特徴です。その反面、ソール自体が柔らかいので摩耗しやすく、減りが早いと言われています。
キルガー
ドイツの会社で、レンデンバッハ同様にオークバークで鞣されています。しかしレンデンバッハより履いた感じがしなやかだと評判で、こちらを好む人も多くいます。アメリカのオールデンが採用していることでも有名です。マシュア
ベルギーの会社で、硬さや反りの良さ、耐久性などが上記の数社と比較して平均的で、迷ったらマシュアにするという人もいます。ラバーソールの種類
ダイナイトソールイギリスのハルボロ・ラバー社の製品で、デイ・アンド・ナイトが訛ってダイナイトになったと言われています。ラバーソールの中では薄いので、ドレスシューズに使っても違和感がありません。反りも柔らかく、もちろん耐水性も高いので、ドレスシューズのラバーソールで迷ったら、これにしておけば間違いないと言えます。
弱点としては、やや摩耗が早いように思います。
♯2055(イートン)
イタリアのビブラム社のラバーソールで、ダイナイトによく似た形状です。ドレスシューズにつけても違和感がなく、ダイナイトかイートンで迷う方も多いと思います。イートンの方がやや硬く、反りの良さはダイナイトだと思います。しかし摩耗はイートンの方が遅く、耐久性ではイートンの方が上です。そして硬さから来ているのかわかりませんが、靴によってはイートンをつけると歩くたびにキュッキュッと音がする場合があります。私は3足をイートンに変えましたが、1足はみっともないくらい鳴いていました。
#2807(リッジウェイ)
こちらもイギリスのハルボロ・ラバー社の製品で、リッジウェイ(あぜ道)の名の通りアウトドアシューズに合うソールです。独特の形状が滑りにくさを実現し、反りの良さとクッション性の良さを実現しています。クレープソール
天然ゴムを使ったソールで、デザートブーツやチャーチのライダーなどに使われているので有名です。独特のクッション性と見た目に人気がありますが、夏には溶けてアスファルトにくっつき、冬には硬化して雪の上ではスケート状態になり、雨の日もズルズル滑ります。しかしクレープソールでなければ、デザートブーツなどは雰囲気が出ません。デメリットが多くても愛されるソールです。
♯2810(ガムライト)
ビブラム社のソールで、ゴムを発泡させた素材を使っているため、同じ体積のソールと比べて驚くほど軽量なのが特徴です。ブーツなどで重く感じたら、試してみるのも良いかもしれません。反りも心地よく、軽やかな靴が好みの方にはいいと思います。カジュアルな靴、アウトドア系、ワーク系のブーツなどに合います。ソールの減りは早い方だと思います。まとめ
まだまだソールの種類は多く、ここでは代表的なものをピックアップしました。オールソールや靴を購入する時の役に立てたら幸いです。今履いている靴に不満があったり、用途を変えたい時には、思い切って違うソールにするのも良いでしょう。オールソールは3回ぐらいが限度なので、レザーソールの靴を2回オールソールして、3回目の時に雨用の靴にして、ダイナイトソールに変える人は多くいます。ソールの特性を知ればオールソールも楽しみになるので、靴屋さんとよく相談してやってみましょう。
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日本人に最も適したビジネス靴 /エラスティックシューズ
一足は欲しいサイドゴアブーツ /スーツからカジュアルまで
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