常用から非常用まで /ストリームライト プロタック1L-1AA
フラッシュライトはLEDが主流になり、アウトドアの趣味、仕事、非常用などさまざまな用途に使われるようになりました。しかしあまりに多くの種類のライトが売られるようになると、どれを買ったら良いわからない人も多いようです。今回は、数あるフラッシュライトの中からストリームライトの製品を紹介します。ストリームライト プロタック1L-1AAです。少し高額ですが、とても良いライトだと思います。
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ストリームライトとは
アメリカのペンシルバニア州にあるフラッシュライトのメーカーです。家庭用から業務用、軍事用まで作っていて、ラインナップが豊富なメーカーです。特に消防用の直角型のライトは定評があり、多くの消防署が採用しています。またアメリカの多くの警察署、石油関連企業でも採用されているようで、あらゆるニーズに応えるメーカーです。つまりストリームライトはプロ仕様のライトとしてアメリカで認知されているメーカーで、過酷な条件での使用に耐えられる製品として人気を得ています。※防爆仕様のプロ用ライト
日本ではLEDフラッシュライトは、シュアファイアが市場を切り開きました。元々はレーザーのメーカーで、アメリカで軍事用として高い支持を得ていたシュアファイアが日本でも人気になっていました。その当時からストリームライトはシュアファイアより安くて明るいライトとして、一部から熱烈に支持されていました。同じ明るさで半額近い価格で売られているモデルもあり、日常生活で使うくらいなら全く問題がなかったからです。
ルーメン
光源が光を放出する量。
ルクス
光で照らされている面の明るさ。
照明器具は取り付ける天井と床の距離が固定されているので、ルクスで比較した方が分かりやすいのですが、フラッシュライトは照らす距離がバラバラなのでルーメンで表記されることがほとんどです。しかし同じ100ルーメンと表記されていても、明るさが全く違うように感じることがよくあります。これは集光の仕方の違いによるものです。
100ルーメンの明かりを180度の範囲で照らすライトと、15度の範囲しか照らさないライトでは、明るさの感じ方が全く変わってきます。広い範囲を照らした方が良いか、狭い範囲をクッキリと照らした方が良いかは、フラッシュライトを使う場面によって変わってきます。まさに用途によって変わってくる部分なので、どちらが良いかは一概には言えません。
次によく使われるのが、CR-123Aと呼ばれるカメラ用の電池です。メリットは小型で3ボルトあるため、明るいフラッシュライトを小型にすることができます。その一方で電池の単価が高く、コンビニなどどこにでも売っているわけではありません。電気屋さんなどで購入することになります。
そこで家庭に常備したり災害時の緊急用には、多少サイズが大きくても手軽に電池が手に入るアルカリ電池を使ったモデルを、アウトドアや仕事などで持ち歩くことが多い場合には、小型軽量のCR-123Aを使ったモデルが選ばれることが多いようです。
全長 108mm
ヘッド径 22.7mm
ボディ径 19.5mm
手のひらサイズのコンパクトさで、ポケットに入れてもあまりジャマにならないポケットフレンドリーなサイズです。さらにこの製品は、2種類の電池を使用することができます。CR-123Aか単三アルカリ乾電池1本で点灯可能です。普段はCR-123Aを使用し、バッテリー切れや災害などの非常時にはコンビニでも買えるアルカリ乾電池が使えるのは、大きなメリットです。
長さも太さも違う2種類の電池を使うには、アダプターなどが必要かと思いきや、ただそのまま入れるだけで使えます。長くて細い単三乾電池を入れると、プラス側の接点がバネで沈んでいき、しかもカタカタいうこともなくしっかりと固定されます。ストレスなく両方の電池を使うことができるのです。
重量はCR-123Aを入れた状態で70.8g、アルカリ電池を入れた状態で79gと軽量になっています。コンパクトで軽いので、持ち歩くのが苦になりません。さらにこれだけ軽量なので、クリップで帽子のツバにつけて使用することも可能です。
またアルカリ単三乾電池を使えるということは、充電式のリチウム単三乾電池も使えるので、実際には3種類の電池を使うことが可能です。この汎用性は、このモデルの大きな特色になっています。
このように明るさや点灯時間に大きな差が出ます。150ルーメンでも使い勝手に問題がなければ、リチウム電池の方がCR-123Aより若干安いので、そちらを選ぶのもアリだと思います。
ちなみにローの40ルーメンが何のためにあるのかと思う方もいるかもしれませんが、これがあるのとないのでは大違いです。これはいわゆる手元灯で、暗い中で文字を読んだり細かい作業をするのに最適なライトです。非常に近い距離を照らす時は、100ルーメンや200ルーメンもあると反射光が目に入ってとても見にくくなるのです。ハイローの切り替えがあると、遠いところも近いところもこれ1本でカバーできるのです。
(1)High/ストロボ点滅/Low(出荷時設定)
(2)Highモードのみ
(3)Low→High
モードの切り替えはテンタップ機能と呼ばれるもので、テールスイッチを素早く9回タップ(半押し)し、10回目の半押し時にスイッチを押したままライトが消灯するまで保持すると別のプログラムに切り替わります。これで(1)から(3)のモードを選び、自分に合った使い方が選択できるのです。こうして文章にすると面倒な気がしますが、やってみると簡単にできました。
そこで日本のメーカーなどが、安価なLEDフラッシュライトをホームセンターで売るようになり大ヒットしますが、こちらはアルカリ乾電池を使うため明るさに不満がある人もいました。私も100ルーメン程度のライトを使い、もう少し明るければと思う場面が何度もありました。また私のジェントスは重いので、それも不満の1つでした。
このプロタック1L-1AAは、ちょうどその中間の価格帯にいながら、明るさ特性ではなく汎用性や経済性に大きく舵を切った製品です。最大で350ルーメンは、日常生活で使うには必要十分な明るさで、複数の電池を使うことができるため電池が手に入らないから緊急時に使えないということもありません。これ1本あれば、特殊な用途以外はほとんど用が足りるようになっています。
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フラッシュライトの明るさ
フラッシュライトの明るさはルーメン(lm)で表記されています。家庭用の蛍光灯などはルクス(lx)で表記されて販売されていますが、この2つは全く意味が違います。ルーメン
光源が光を放出する量。
ルクス
光で照らされている面の明るさ。
照明器具は取り付ける天井と床の距離が固定されているので、ルクスで比較した方が分かりやすいのですが、フラッシュライトは照らす距離がバラバラなのでルーメンで表記されることがほとんどです。しかし同じ100ルーメンと表記されていても、明るさが全く違うように感じることがよくあります。これは集光の仕方の違いによるものです。
100ルーメンの明かりを180度の範囲で照らすライトと、15度の範囲しか照らさないライトでは、明るさの感じ方が全く変わってきます。広い範囲を照らした方が良いか、狭い範囲をクッキリと照らした方が良いかは、フラッシュライトを使う場面によって変わってきます。まさに用途によって変わってくる部分なので、どちらが良いかは一概には言えません。
電源の違い
フラッシュライトには、さまざまな電源が使われています。最もポプュラーなのは、アルカリ乾電池です。1.5ボルトの電圧で、さまざまなサイズがあります。どこでも購入できるのがメリットで、単価も安くなっています。デメリットとしては、電圧が低いために明るいフラッシュライトには何本も使う必要が出てくるため、どうしても大型で重くなることです。プロタック 1L-1AAの特徴
小型のフラッシュライトで、十分な明るさを保持しています。全長 108mm
ヘッド径 22.7mm
ボディ径 19.5mm
手のひらサイズのコンパクトさで、ポケットに入れてもあまりジャマにならないポケットフレンドリーなサイズです。さらにこの製品は、2種類の電池を使用することができます。CR-123Aか単三アルカリ乾電池1本で点灯可能です。普段はCR-123Aを使用し、バッテリー切れや災害などの非常時にはコンビニでも買えるアルカリ乾電池が使えるのは、大きなメリットです。
長さも太さも違う2種類の電池を使うには、アダプターなどが必要かと思いきや、ただそのまま入れるだけで使えます。長くて細い単三乾電池を入れると、プラス側の接点がバネで沈んでいき、しかもカタカタいうこともなくしっかりと固定されます。ストレスなく両方の電池を使うことができるのです。
重量はCR-123Aを入れた状態で70.8g、アルカリ電池を入れた状態で79gと軽量になっています。コンパクトで軽いので、持ち歩くのが苦になりません。さらにこれだけ軽量なので、クリップで帽子のツバにつけて使用することも可能です。
またアルカリ単三乾電池を使えるということは、充電式のリチウム単三乾電池も使えるので、実際には3種類の電池を使うことが可能です。この汎用性は、このモデルの大きな特色になっています。
電池による明るさの違い
プロタック1L-1AAには3つの点灯モードがあります。ハイ、ロー、ストロボです。お尻のスイッチで切り替え可能になっています。電池によって、明るさと点灯時間が変わってきます。電池の種類 | CR-123A | アルカリ単三乾電池 | 単3形リチウム電池 |
明るさ(ハイ) | 350ルーメン | 150ルーメン | 150ルーメン |
点灯時間(ハイ) | 1時間 30分 | 1時間 20分 | 4時間 20分 |
明るさ(ロー) | 40ルーメン | 40ルーメン | 40ルーメン |
点灯時間(ロー) | 14時間 | 7時間 30分 | 14時間 |
点灯時間(ストロボ) | 3時間 | 3時間 30分 | 8時間 |
このように明るさや点灯時間に大きな差が出ます。150ルーメンでも使い勝手に問題がなければ、リチウム電池の方がCR-123Aより若干安いので、そちらを選ぶのもアリだと思います。
※テスト用に両方の電池が付属しています。 |
ちなみにローの40ルーメンが何のためにあるのかと思う方もいるかもしれませんが、これがあるのとないのでは大違いです。これはいわゆる手元灯で、暗い中で文字を読んだり細かい作業をするのに最適なライトです。非常に近い距離を照らす時は、100ルーメンや200ルーメンもあると反射光が目に入ってとても見にくくなるのです。ハイローの切り替えがあると、遠いところも近いところもこれ1本でカバーできるのです。
ライトの切り替え方
お尻のスイッチを半押しするとライトが点灯し、手を離すと消灯します。消えた状態からスイッチを押すとハイになり、2回半押しするとストロボになります。3回半押しするとローで点灯します。これが出荷時のモードです。その他に2つのモードがプログラムされています。(1)High/ストロボ点滅/Low(出荷時設定)
(2)Highモードのみ
(3)Low→High
モードの切り替えはテンタップ機能と呼ばれるもので、テールスイッチを素早く9回タップ(半押し)し、10回目の半押し時にスイッチを押したままライトが消灯するまで保持すると別のプログラムに切り替わります。これで(1)から(3)のモードを選び、自分に合った使い方が選択できるのです。こうして文章にすると面倒な気がしますが、やってみると簡単にできました。
普段使いに最高の1本
多くのLEDフラッシュライトは、明るさ特性を追求してきました。そもそもLEDフラッシュライトの開発は、警察などの法執行機関の依頼を受けて盛んになったので、専門性を追求するのは必然でした。しかし専門性を追求したLEDフラッシュライトは高価になり、日常生活で数万円もするライトは過剰です。※ムラの少ない標準的な光です。 |
そこで日本のメーカーなどが、安価なLEDフラッシュライトをホームセンターで売るようになり大ヒットしますが、こちらはアルカリ乾電池を使うため明るさに不満がある人もいました。私も100ルーメン程度のライトを使い、もう少し明るければと思う場面が何度もありました。また私のジェントスは重いので、それも不満の1つでした。
このプロタック1L-1AAは、ちょうどその中間の価格帯にいながら、明るさ特性ではなく汎用性や経済性に大きく舵を切った製品です。最大で350ルーメンは、日常生活で使うには必要十分な明るさで、複数の電池を使うことができるため電池が手に入らないから緊急時に使えないということもありません。これ1本あれば、特殊な用途以外はほとんど用が足りるようになっています。
まとめ
小型軽量のLEDフラッシュライトで、複数の電池の種類が使えるので、汎用性が高いライトです。真夜中の山林を歩いたり、海上での避難シグナル代わりには不十分な性能ですが、普段使いなら必要十分な性能を持っています。IPX7等級もとっているので、防塵性や耐水性もある程度備えているので、雨の中でも安心して使えます。フラッシュライトで迷っている人がいたら、ぜひ検討に加えて欲しい製品です。関連記事
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