映画の中のピーコート /どんな役の人が着ているのか
少し前にピーコートに関して書きましたが、その続きとして映画に使われたピーコートを書いてみたいと思います。さまざまな映画に登場していて、正統派な軍服としての使い方から、囚人服や街着として多くの映画に登場しています。
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スタローン演じるバーニー・ロスが、ピーコートを着て登場します。元兵士のイメージと少し貧乏くさい雰囲気を、ピーコートが演出しています。
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エクスペンダブルズ2 (12年 アメリカ)
シルベスター・スタローンがアクション俳優を集めて作ったオールスターキャストのアクション映画の第2弾です。今回はアルバニア山中に墜落した飛行機の積荷を回収する仕事を依頼され、同じく積荷を狙う武装集団と激しい戦いを繰り広げます。
コンドル (75年アメリカ)
ロバート・レッドフォード主演のポリティカルサスペンスで、アメリカ文学史協会というCIAの関連団体に勤める男が主人公です。白昼にアメリカ文学史協会は襲撃を受け、たまたま助かった主人公が事件の真相に迫ります。本作はポリティカル・サスペンスの傑作という声もあります。
主人公の「コンドル」を演じるレッドフォードは、終始ピーコートを着ていました。当時のイケメン俳優の王道を生きたレッドフォードは、何を着てもさまになります。
海軍でピーコートを着るのは少尉より下の人ですから、海軍中佐のボンドがピーコートを着るのは奇妙です。しかしそんな細かいことは気にせず、ダニエル・クレイグのファッションショーを楽しみましょう。ちなみにこのピーコートはビリーリードのものだそうです。
アメリカ軍の水兵役のマックイーンがピーコートを着る、王道的な見せ方をしています。ファッションのお手本ともいえるマックイーンの着こなし方は、常に参考になります。「大脱走」でもマックイーンはピーコートを着ていました。着こなし方の違いにも注目したいですね。
ジェームス・ディーンを演じるディン・デハーンがピーコートを着ています。ディーンがピーコートを着た写真が有名なので、当然ながらこの映画でもピーコートを羽織っています。
水兵のピーコート姿という、正統な姿が見られます。ジャック・ニコルソンの8つボタンのピーコートです。このルックスで、ムンムンの色気があるジャック・ニコルソンは、見れば見るほど不思議な役者ですね。
着古したジーンズにロザリオを首から下げ、ピーコートのボタンを外して着る姿はインパクトが大きく、この映画を見てピーコートを買った人が多数いたようです。
刑務所の中庭に出てくる囚人は、老いも若きも全員がピーコートを着ています。多くの刑務所には軍の払い下げのピーコートが納められていたので、アメリカではジーンズにピーコートを着ている人は前科者に見られると言われたことがあります。
ユアン・マクレガーがアラフォー独身のイラストレーターを演じていて、ピーコートを着用しています。
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007 スカイフォール (12年 イギリス・アメリカ)
ダニエル・クレイグ主演の3作目になる007シリーズです。攻撃されたMI6の窮地にボンドが復帰し、襲撃犯を追う物語です。さながらファッションショーのようにボンドはさまざまなスタイルで登場しますが、ピーコートを着て登場する場面もあります。
海軍でピーコートを着るのは少尉より下の人ですから、海軍中佐のボンドがピーコートを着るのは奇妙です。しかしそんな細かいことは気にせず、ダニエル・クレイグのファッションショーを楽しみましょう。ちなみにこのピーコートはビリーリードのものだそうです。
砲艦サンパブロ (66年 アメリカ)
1920年代の中国で、中国の植民地化を狙う欧米諸国と共産党と国民党が内戦を繰り広げる中、アメリカの砲艦の乗組員が歴史に翻弄される物語です。スティーブ・マックイーン主演の3時間を超える超大作になっています。
アメリカ軍の水兵役のマックイーンがピーコートを着る、王道的な見せ方をしています。ファッションのお手本ともいえるマックイーンの着こなし方は、常に参考になります。「大脱走」でもマックイーンはピーコートを着ていました。着こなし方の違いにも注目したいですね。
ディーン、君がいた瞬間 (15年 加・独・豪）
写真家のデニス・ストックと俳優のジェームス・ディーンの友情を描いた伝記映画です。ストックはライフ誌にディーンの写真を掲載したことで有名になりました。
ジェームス・ディーンを演じるディン・デハーンがピーコートを着ています。ディーンがピーコートを着た写真が有名なので、当然ながらこの映画でもピーコートを羽織っています。
さらば冬のかもめ (73年 アメリカ)
アメリカン・ニューシネマの代表作の一つで、多くの賞を受賞しました。わずか40ドルを盗んで8年の刑を言い渡された新兵と、それを護送する下士官2人に芽生える奇妙な友情を描いています。
水兵のピーコート姿という、正統な姿が見られます。ジャック・ニコルソンの8つボタンのピーコートです。このルックスで、ムンムンの色気があるジャック・ニコルソンは、見れば見るほど不思議な役者ですね。
処刑人 (99年 アメリカ)
ボストンに住む敬虔なキリスト教徒のアイルランド人2人組が「悪人は殺しても構わない」という神の啓示を受けて、ボストンを悪行から守るために次々と悪人を殺害していく物語です。
着古したジーンズにロザリオを首から下げ、ピーコートのボタンを外して着る姿はインパクトが大きく、この映画を見てピーコートを買った人が多数いたようです。
アルカトラズからの脱出 (79年 アメリカ)
前回の記事にも書いた映画で、典型的な囚人服としてピーコートが登場します。脱獄不可能と言われたサンフランシスコ湾に浮かぶアルカトラズ刑務所から脱獄した実話を元にした映画で、クリント・イーストウッドが主人公を演じています。
刑務所の中庭に出てくる囚人は、老いも若きも全員がピーコートを着ています。多くの刑務所には軍の払い下げのピーコートが納められていたので、アメリカではジーンズにピーコートを着ている人は前科者に見られると言われたことがあります。
人生はビギナーズ (10年 アメリカ)
アラフォー独身の男が、突然ゲイだとカミングアウトした父に戸惑いつつも、年老いてなお人生を楽しもうとする姿勢に共鳴し、やがて自分の人生を見つめ直す姿を描いています。
ユアン・マクレガーがアラフォー独身のイラストレーターを演じていて、ピーコートを着用しています。
まとめ
安価で暖かいピーコートは、さまざまな映画に登場しています。映画を参考に、自分なりの着方を探してみるのも良いかもしれません。関連記事
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