レザーマンのマルチツールを紹介 /1つあると便利な小道具
以前、私が使っているレザーマンのWAVE+を紹介しましたが、レザーマンには豊富なラインナップがあり、用途や目的によってさまざまなツールを選ぶことができます。今回は、レザーマンの各ツールを紹介しつつ、どれを選べば良いか見ていきたいと思います。
関連記事:レザーマンのマルチツールを考える /WAVE(ウェーブ)のレビュー
ビクトリノックスの世界 /マルチツールの長い歴史
私の家の工具箱には、100円ショップのドライバーからクニペックスのペンチなどがごちゃごちゃに入っていますが、ちょっとした家のことならWAVE+で事足りてしまいます。工具箱を漁って取り出す必要はないんですね。ドアノブの緩みを直したり、カーテンレールのゆがみや、フェンスの修理などは、これ一本で行っています。専用工具が必要なほどではないけど、いくつか工具が必要といつ時に、とても便利な一品です。
常時持ち歩くなら、ナイフレスモデルの方が無難でしょう。工具箱や引き出しに入れておくなら、ナイフ付きモデルでも構いません。もっとも、銃刀法第22条でははわたりあ6cmを超える刃物について、
「何人も、業務その他正当な理由による場合を除いては、これを携帯してはならない。」
と規定されていて、仕事に使うために鞄に入れてあるものまで規制されるわけではありません。しかし「とりあえず便利だから持ってる」程度の理由では、書類送検されてしまいます。また刃渡り6cm未満でも軽犯罪法に抵触することがあるので、持ち歩きには注意が必要です。以下にナイフレスの代表的なモデルを紹介します。
サイズはフルサイズと呼ばれる2番目に大きなサイズで、持ち運ぶときにはコンパクトで、使うときには十分に力が入る大きさです。プライヤーで強く握った際に、WAVEなどよりハンドルのエッジが立っていて手が痛くなります。手袋を使った方が良い場面もあると思います。
私の手には大きすぎて持て余し気味なので、購入はしませんでした。
・眼鏡用ドライバー プラス & マイナス
・プラス #1 & #2
・プラス #0 & #3
・マイナス 3/32” & 1/8”
・マイナス 5/32” & 3/16”
・マイナス 7/32” & 1/4”
・スクエアドライバー #1 & #2
・トルクス #6 & #8
・トルクス #10 & #15
・トルクス #20 & #25
・トルクス #27 & #30
・ポジ #2 & #1
・六角 1.5mm & 2mm
・六角 2.5mm & 3mm
・六角 4mm & 5mm
・六角 6mm & 1/4”
・六角 1/16” & 0.05”
・六角 3/32” & 5/64”
・六角 1/8” & 7/64”
・六角 5/32” & 9/64”
・六角 7/32” & 3/16”
しかし六角のインチはいらないとか、ペンタローブ(五角形)が必要とか、個人の用途によっては無駄が多かったり足りなかったりするものもあると思います。そういう人には社外のビットを使うことになります。もちろん、家庭にあるものの大半はこのビットキットでなんとかなると思います。
社外のビットセットを使うにはアダプターを取り付ける必要があり、そのアダプターは2種類あります。
以下のモデルに取り付けが可能です。
・SIGNAL
・WAVE+
・CHARGE+シリーズ
・SURGE
・MUTシリーズ
・SKELETOOLシリーズ
・TREADシリーズ
関連記事:レザーマンのマルチツールを考える /WAVE(ウェーブ)のレビュー
以下のモデルに取り付け可能です。
・SUPER TOOL 300
・REBAR
・JUICEシリーズ
・CRUNCH
どのモデルを使うかで、リムーバブルビットドライバーか、ビットドライバーエクステンダーを選ぶことになります。ちなみに以下のようなビットが使えるので、必要なものを選んで揃えておくと良いと思います。
※ドライバーセット
※ヘックス(六角)セット
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レザーマンを買う理由
マルチツールは専用工具に比べて、使い勝手や精度、強度の面で劣ります。ですから専用工具をいつも持ち歩く人には、マルチツールは無用です。一方で、家の工具をまとめてスッキリさせたい人や、たまに何らかの工具を使う人などにとって便利な品になります。私の家の工具箱には、100円ショップのドライバーからクニペックスのペンチなどがごちゃごちゃに入っていますが、ちょっとした家のことならWAVE+で事足りてしまいます。工具箱を漁って取り出す必要はないんですね。ドアノブの緩みを直したり、カーテンレールのゆがみや、フェンスの修理などは、これ一本で行っています。専用工具が必要なほどではないけど、いくつか工具が必要といつ時に、とても便利な一品です。
ナイフの有無
レザーマンを常時鞄やベルトに付けて持ち歩くのか、工具箱や引き出しに入れておくかで、選び方が変わってきます。なぜならレザーマン の多くのモデルにはナイフがついていて、その刃渡りは銃刀法に抵触する長さのものがほとんどだからです。常時持ち歩くなら、ナイフレスモデルの方が無難でしょう。工具箱や引き出しに入れておくなら、ナイフ付きモデルでも構いません。もっとも、銃刀法第22条でははわたりあ6cmを超える刃物について、
「何人も、業務その他正当な理由による場合を除いては、これを携帯してはならない。」
と規定されていて、仕事に使うために鞄に入れてあるものまで規制されるわけではありません。しかし「とりあえず便利だから持ってる」程度の理由では、書類送検されてしまいます。また刃渡り6cm未満でも軽犯罪法に抵触することがあるので、持ち歩きには注意が必要です。以下にナイフレスの代表的なモデルを紹介します。
ナイフレスRebar(リーバー)
元々のリーバーはナイフ付ですが、それを外したモデルです。ナイフではなくハサミがついていますが、レザーマンのハサミは切れ味抜群で使い勝手が良いので、あえてこちらを選択する人も多くいます。ただナイフがないとはいえ、ノコギリは残っているので警察がどのように判断するかは未知数です。サイズはフルサイズと呼ばれる2番目に大きなサイズで、持ち運ぶときにはコンパクトで、使うときには十分に力が入る大きさです。プライヤーで強く握った際に、WAVEなどよりハンドルのエッジが立っていて手が痛くなります。手袋を使った方が良い場面もあると思います。
スタイルCS ナイフレス
キーチェーンツールと呼ばれる、小型のマルチツールです。収納時には長さ7.5cmで、41gと軽量なのでキーホルダーにつけられます。プライヤーではなくハサミをメインにし、ヤスリや小型のマイナスドライバーがつきます。私はナイフレスではないモデルを持っていますが、ハサミって普段の生活でも持っていると便利なんですよね。本格的な作業には使えませんが、あるとちょっと便利な道具です。スタイルPS
こちらもキーチェーンツールで、メインがハサミではなくプライヤーになっています。もちろんハサミも付いていて、ヤスリやマイナスドライバーも付属します。メインに使うのがハサミかプライヤーかで、スタイルCSかPSを選ぶと良いと思います。ハードな使い方をするか
ハードな使い方をするならヘビーデューティ・ツールを選ぶのが良いでしょう。レザーマンが想定するハードな環境とは、日曜大工やキャンプなどではなく、軍隊や消防、レスキュー隊や本格的な建設作業を想定しています。なにせヘビーデューティ・ツールのラインナップには、爆破物処理班向けのEODやM16ライフルのメンテナンス工具をつけたMUTが存在するほどです。頑丈なつくりのため、レザーマンの中でも最大最重量のモデルになっています。SURGE(サージ)
収納時11.5cmで335gもある重量級のモデルになります。とにかく頑丈なつくりで、荒っぽい扱いをしてもびくともしません。WAVEのドライバーで吊り戸棚のボルトを回したら危険なほどハンドルが歪みましたが、サージなら若干の歪みでネジが回りました。そもそもWAVEをベースに大型で頑丈にしたのがサージで、そのためツールが21もある多機能モデルになっています。私の手には大きすぎて持て余し気味なので、購入はしませんでした。
SUPER TOOL(スーパーツール)300
以前は、ヘビーデューティ・ツールといえばこれでした。サイズはサージと変わらぬ11.5cmですが、重さは272gとサージより軽量です(と言っても他と比べるとかなりの重量級です)。このモデルを小型化したのがリーバーで、ツールの数は19になっています。より頑丈なWAVEが欲しい方はサージ、より頑丈なリーバーが欲しい方はスーパーツール300を選ぶと良いと思います。軽量モデルが良いか
重い荷物を担ぐ登山では、道具の軽量化が求められます。登山にプライヤーが必要かは、登山家によって意見が分かれるところですが、毎日持ち運ぶ荷物が多い人にとっても、軽量化はありがたいことです。過剰な頑丈さは不要で、適度な強度と軽さを両立したモデルを紹介します。SKELETOOL(スケルツール)
サイズは収納時10cmとフルサイズツールと同じくらいの長さですが、肉抜きによって重量は142gと軽量化に成功しています。ツールの数を7つに絞り、必要最小限になっています。ドライバービットがハンドルに付属していて、4種類のドライバーが使えます。SKELETOOL(スケルツール)CX
スケルツールのナイフはセレーション(波刃)と直刃のコンビでしたが、こちらは直刃のナイフになっています。またハンドルをダイアモンド・ライク・コーティング(つまりダイアモンドじゃないってこと?)を施し、より傷に強くなっているそうです。社外のドライバービットを使うか
レザーマンもビットキットを出していて、これだけでも多くの種類のドライバーやレンチを使えます。しかしレザーマン が用意しているサイズ以外のドライバーや、トルクス(星形)、ヘックス(六角)なども使いたいという人もいるでしょう。私の場合がそれで、レザーマンと一緒に複数のビットを持ち歩くことがあります。ビットセットを使う人、ビットセットが取り付け可能なモデルを選ぶことになります。ビットキット
レザーマン純正のビットキットです。以下の種類のビットキットが2枚のプレートに納められています。・眼鏡用ドライバー プラス & マイナス
・プラス #1 & #2
・プラス #0 & #3
・マイナス 3/32” & 1/8”
・マイナス 5/32” & 3/16”
・マイナス 7/32” & 1/4”
・スクエアドライバー #1 & #2
・トルクス #6 & #8
・トルクス #10 & #15
・トルクス #20 & #25
・トルクス #27 & #30
・ポジ #2 & #1
・六角 1.5mm & 2mm
・六角 2.5mm & 3mm
・六角 4mm & 5mm
・六角 6mm & 1/4”
・六角 1/16” & 0.05”
・六角 3/32” & 5/64”
・六角 1/8” & 7/64”
・六角 5/32” & 9/64”
・六角 7/32” & 3/16”
しかし六角のインチはいらないとか、ペンタローブ(五角形)が必要とか、個人の用途によっては無駄が多かったり足りなかったりするものもあると思います。そういう人には社外のビットを使うことになります。もちろん、家庭にあるものの大半はこのビットキットでなんとかなると思います。
社外のビットセットを使うにはアダプターを取り付ける必要があり、そのアダプターは2種類あります。
ビットドライバーエクステンダー
・SIGNAL
・WAVE+
・CHARGE+シリーズ
・SURGE
・MUTシリーズ
・SKELETOOLシリーズ
・TREADシリーズ
SIGNAL(シグナル)
アウトドア用に特化したモデルで、ペグを打つためのハンマー、ファイアースター(火打石)、ホイッスルなどが付属しています。19のツールを備えますが、重量が213gになっているので、オートキャンプなどはともかく登山には少し重すぎるように思います。WAVE(ウェーブ)+
レザーマンを代表するモデルで、こちらは別に記事を書いていますので、そちらを参照してください。どれを買うか迷ったら、ウェーブを買うと満足できると思います。関連記事:レザーマンのマルチツールを考える /WAVE(ウェーブ)のレビュー
MUT
ミリタリー・ユーティリティ・ツールの略で、軍事用に特化したモデルです。軍用ライフルの整備に使うツールが付属していて、戦場で兵士がメンテナンスを行うためのレザーマンです。そのため日本であえて買う必要のないツールに思えますが、他のことに利用している人も結構いるようです。CHARGE(チャージ)+
19のツールを持つチャージは、標準で9種類のビットが付属しています。ウェーブに比べてツール数に大佐がないのに価格差が大きいのは、これらビットやポケットクリップが標準で付属しているからでしょうか。チャージTTiになるとさらに価格差が開きますが、こちらはチタンをハンドルに使ったモデルになっています。リムーバブルビットドライバー
・SUPER TOOL 300
・REBAR
・JUICEシリーズ
・CRUNCH
REBAR(リーバー)
レザーマンの初代ツールPST(ポケット・サバイバル・ツール)の系統で、レザーマンらしいと人気のモデルです。17のツールを内蔵し、190gとやや軽量になっています。片手でナイフを出す必要があるならWAVEですが、そのような必要がない人はこちらでも良いかもしれません。このリーバーからナイフを外してハサミを付けたのがナイフレスリーバーなので、ハサミとナイフでどちらを選ぶか決めると良いでしょう。CRUNCH(クランチ)バイスプライヤー(つかんだままロックできるプライヤー)を装備し、15ものツールを備えています。バイスプライヤーは車やバイクの整備によく使われるので、車載工具として人気が高いようです。 |
※ドライバーセット
※ヘックス(六角)セット
まとめ
タイプ別にレザーマンのツールをまとめてみました。選ぶ際の参考になればと思います。レザーマンを使う人はプライヤーをメインに考えていると思いますが、その次に多く使うのがナイフなのかドライバーなのかで、選ぶモデルが変わってきます。どこで何を使うかで、レザーマンのツールを選んでみてください。関連記事:レザーマンのマルチツールを考える /WAVE(ウェーブ)のレビュー
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