高いコストパフォーマンス /万双のカバン
ビジネスバッグはさまざまな種類が多くのメーカーから販売されていて、どれを選んだら良いかわからなくなりがちです。そんな中で、コストパフォーマンスが高いと評判の万双のカバンを紹介します。革製のカバンを探している方なら、 検討に加えてみてください。
万双とは
上野のアメ横にある小さなカバン屋です。創業は95年と比較的新しく、カバンだけでなく財布やベルトも販売しています。社長の武井さんはチャキチャキの江戸っ子調の喋り方で、逸話の多い名物社長でもあります。
万双の特徴として、ブランドロゴが製品のどこにもありません。ブランド名で使ってもらうのではなく、モノを見て判断して欲しいという信念だそうです。そこで国内のカバン職人を使って、高級な革を贅沢に使ったカバンを安価で提供しています。
デザイン的特徴
モードな雰囲気はなく、働くお父さんの相棒的な雰囲気です。持っていればオシャレになるわけでも、女性ウケが良いわけでもありません。頑丈で実用的、そして長く使えることを考えて作られています。
以前店頭で、常連のお客さんが高校生の娘に万双の財布を買ってやろうと言い出しました。社長の武井さんが「女子高生はグッチとかのブランドものの方が喜ぶでしょう」と返し、それでもお客さんが「子供の頃から良いものに触れさせたい」と反論すると
「それなら写メ撮って娘さんに送りなよ。それで欲しいって言うんなら、俺からのプレゼントだ。これあげるよ!」
と、わけのわからない口論をしていました。私は武井さんのこういうところが大好きです。若い女性が喜ぶようなデザインではないと、社長も考えているようです。
私物の紹介
シモーネ 天ファスナー
革はシモーネと呼ばれるイタリア製で、ミネルバリスシオにソックリの質感です。オイルをたっぷり染み込ませた革で、傷がついても揉んだら消えてしまうのが特徴です。両サイドのポケットが便利で、ちょっとしたモノを放り込めます。
クラッチバッグ
結婚式に出席する際など、大きなカバンは不要だけどちょっとしたものを持っていきたい時にも便利ですね。ちなみにネイビーは標準色ではなく、誰かが別注したものの余りを私が買いました。ネイビーのカバンが好きな私は満足です。
万双の顔 ダレスバッグ
つくりはもちろん本格的で、手にとって見ると重厚で満足感の高い商品になっています。弁護士さんなどに愛用者が多いようですが、威厳のある堂々としたつくりになっています。ダレスバッグは写真の3つマチ以外にも2つマチ、さらに細身のものもあります。
人気のトートバッグ
サンタフェトートは以前から人気が高く、革やディテールが少しずつ変化しています。カバンの底には置いた時に地面に接しないように鋲が打たれ、型崩れ防止の底のマチなど地味な気配りがされています。使っている人の多くがリピーターになっていることから、この製品のできの良さが伺えます。
シモーネBOXトートは、サンタフェトートよりも若干お洒落なデザインで、ビジネスシーンでの利用を前提に作られたそうです。カラーバリエーションが豊富なのも特徴です。
社長の武井さんはデパートへの出店などは全て断っていて、それは出店料によりコストアップを嫌っているからです。上野の小さな店舗と直営のオンラインショップでしか販売されていない状況なので、買いにくいという批判もありますが、これも低価格を実現するためなのです。
お父さんの頑張るカバンとして、ぜひ一度手にとって見てください。
革の手入れセットです。
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シモーネBOXトートは、サンタフェトートよりも若干お洒落なデザインで、ビジネスシーンでの利用を前提に作られたそうです。カラーバリエーションが豊富なのも特徴です。
天ファスナーバッグ
手軽さから天ファスナーバッグは人気が高く、万双の中でもバリエーションが豊富です。その中でもブライドルレザーを使ったブライドル天ファスナーが人気のようです。頑丈さと見た目の良さが評判ですが、収納量が少ないという声もあります。双鞣和地 天ファスナー
以前はシモーネで作られていましたが、ある時期から革が双鞣和地に変わりました。大きなポケットが使いやすく、容量も多いので便利なバッグです。双鞣和地に関しては計編変化が大きいので育てる楽しみがある革ですが、トラや血筋などが目立つ革なので好き嫌いが分かれます。ブリーフケース
ビジネスにはピッタリのブライドルレザーを使ったブリーフケースです。A4サイズとB4サイズの2種類があり、用途によって選ぶことができます。金具も高級感があり、ある程度の役職に就いたらぜひ検討して欲しいカバンです。カラーバリエーションも多いので、好みによってさまざまな色がチョイスできます。ショルダーバッグ
何種類もあるショルダーバッグの中で、最も人気が高いのがシモーネBOXショルダーバッグです。かつて神戸のル・ボナーと一緒に仕事をしていた経緯があるので、ル・ボナーのパパス・ショルダーとほぼ同じデザインです。体に触れる部分への縫い目を減らし、見た目よりも大容量のバッグで、普段使いに人気があります。まとめ
「世界最高品質」を謳っていますが、これは宣伝文句だと思った方が良いです。万双よりも高品質のカバンは他にもあり、過度に期待しすぎるとガッカリするかもしれません。しかしこの価格帯ではかなりの高品質で、これ以上のコストパフォーマンスはなかなかありません。社長の武井さんはデパートへの出店などは全て断っていて、それは出店料によりコストアップを嫌っているからです。上野の小さな店舗と直営のオンラインショップでしか販売されていない状況なので、買いにくいという批判もありますが、これも低価格を実現するためなのです。
お父さんの頑張るカバンとして、ぜひ一度手にとって見てください。
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