日馬富士の暴行事件におもう
日馬富士が貴ノ岩への暴行した事件が話題になっています。貴乃花親方はすでに警察に被害届を出していて、刑事事件になりそうな展開です。日馬富士は貴乃花親方に謝罪しようとしたそうですが、それもタイミングが合わなくてできてないようです。また角界の暴力事件かと思うのですが、事件の流れを見てみましょう。
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日馬富士の事件
昨年の秋場所の最中に開かれた飲み会の席で、日馬富士が貴ノ岩に挨拶などに関して説教を始め、その最中にスマホが鳴り貴ノ岩がそれをチラッと見た、または操作しようとしたことに日馬富士が激高したそうです。
※貴ノ岩(左)と貴乃花親方 |
日馬富士はビール瓶で殴ると灰皿や素手で殴り続け、止めに入った白鳳を突き飛ばしたそうで、手がつけられない状態だったと思われます。
過去の角界の暴力事件(過去10年ほど)
2006年
露鵬が千代大海との一番の後に口論になり、その後に風呂場のガラスを割って厳重注意を受けます。その後、露鵬はカメラマンに暴行を働いていて出場停止処分を受けました。
2007年
武蔵川辺屋の山分親分がちゃんこ番の元力士男性をほうきの柄で殴り、怪我を負わせて書類送検されます。
時風部屋で新弟子が暴行され、死亡する事件が起こる。親方が逮捕される。
2010年
朝青龍が泥酔のうえ暴力事件を起こし引退する。
これ以外にも大麻事件や賭博事件など、さまざまな問題が起こり、その度に角界を揺るがしています。
相撲は守られている
何だかんだいっても相撲にファンが多く、一時的に観客が減っても復活してきました。漫画家のやくみつる氏やデーモン閣下がメディアで擁護し、お年寄り達は苦言を呈しながらもNHKで放送を見続け、やがて国技館は大入りを取り戻します。
多くの人は相撲が大好きで、毎年相撲が見られることが楽しみにしているのです。
角界は勘違いしていないか
角界はこれらファンの応援を、当たり前に感じていないでしょうか。角界は「相撲は日本の国技」「相撲は日本の伝統」と大上段からものを言うことが多く、何があっても日本があるかぎり相撲はなくならないと思ってはいないでしょうか。
相撲は日本になくてはならないものだから、応援してくれる人がいるのは当然で、自分たちの代わりに釈明してもらうのが当然のようになってはいないでしょうか。私はこの点が気になります。
暴力に対する麻痺
時風部屋の新弟子が死亡した事件の際も、角界関係者からは暴力は仕方ないといったニュアンスの意見が出ていました。暴力に麻痺しているように思います。また日馬富士の行為が横綱の品格を問われるという声もありますが、角界は横綱の品格をどのように考えているのでしょうか?
朝青龍は普段着が浴衣でなかったことや、怪我で休んでいる時にサッカーをしていたなどの行為で横綱の品格を問われました。しかし相撲で勝ち越すと「横綱の面目を保った」としてうやむやになりました。横綱は勝ちさえすれば何をしても良いとしているのは、横綱審議委員会ではないでしょうか。品位を問うなら、なにに重きを置くのか明確にして欲しいと思います。
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