ビクトリノックス ネイルクリップ580のレビュー

ビクトリノックスには様々なモデルがありますが、こちらはネイルクリップ(爪切り)がついたモデルです。同じものを2つ買ってしまった友人から買取りました。ビクトリノックス にはさまざまなツールがあり、いくつかを所有したことがありますが、ネイルクリップ付きは初めてです。しかし持ち慣れると、思いのほか気に入ってしまいました。



ビクトリノックスの歴史

1884年、スイスのイーハッハ生まれのカール・エルズナーが設立したブランドです。1921年から、ステンレスを意味するinoxと母親の名前のビクトリアを合わせて社名をビクトリノックスにしました。第二次世界大戦で、各国の兵士に広まり世界中で知られるようになりました。

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ネイルクリップ580の特徴

爪切り

シンプルな構造ですが、切れ味が良く使いやすい爪切りです。黒いプラスチック部分を横に押すことで爪切りが出てきます。ちょっとした旅行などに持って行きたくなるのは、この爪切りがあるからです。私は爪が少し伸びるとパソコンのタッチタイプがしにくくなるので、いつも側にネイルクリップ580を置いています。



ヤスリ

爪を切った後はヤスリで爪を研ぎたいですよね。そのヤスリもちゃんと入っています。爪を研ぐには十分な強度があり、爪を切るほどではない時にもサッと削って爪のお手入れができます。

ハサミ

小型ですが切れ味は抜群のハサミです。爪の手入れだけでなく、ちょっとした開封や糸切りにも使えます。スプリングがついているので、開閉が楽にできます。



ナイフ

とても小さなナイフです。これが悩みの種で、このサイズではできることが限定されてしまいます。あまり役に立つとは思えないんですよね。ロック機構もついてないので、あまり力を入れる作業も不安です。しかしこの程度のナイフでも、現行の法律では軽犯罪法違反で引っ張られる可能性があるんですよ。ですから刃を潰してヘラ代わりにしようかと思っています。

ピンセット

毛抜きとして使えます。トゲが刺さったら、5円玉か50円玉の穴の部分を押し当てて皮膚を盛り上げ、このピンセットで抜きます。あまり使う機会はありませんが、これがあることで助かったことは何度かあります。



爪楊枝

ほとんど使うことはないのですが、きっと使いたくなることもあると思います。



携帯性に優れたサイズ

キーホルダーにつけられるほどのサイズで、持ち運びが苦になることはありません。むしろ小さいので無くす方が心配なほどです。ポケットの中でもペンケースの中でも、いつも持ち歩くバッグの中でも重さや大きさが気になることはないでしょう。普段持ち歩くのもそうですが、災害用の避難バッグに入れておいても良いと思います。




こちらはグリップが透明なトランスルーセントモデル


ウッドグリップのモデルもあります。

まとめ

これは凄いとうなるような道具ではなく、あるとちょっとだけ助かるというのがネイルクリップ580です。普段からカバンの中に入れておくと、ちょっとした時に助かります。その際に面倒なのがナイフがついていることで、普段から持ち歩くなら上に書いたように刃を潰しておく方が良いかもしれません。持っておくと、何かとよく使うマルチツールです。

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