意外と美味しいイギリスのお菓子

イギリス料理はまずいというのが定説になっていますが、お菓子にはおいしいものがたくさんあります。食事は簡素ですがティータイムには熱心なイギリス人が、さまざまな趣向を凝らしたお菓子がたくさんあるのです。イギリス土産でいただいたお菓子の中で、それなりに美味しかったものを紹介したいと思います。



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シャルボネル・エ・ウォーカーのチョコレート

1875年にロンドンのメイフェアに創業した英国王室御用達の老舗チョコレート・ショップが、シャルボネル・エ・ウォーカーです。エドワード7世の後援を受けたミニー・ウォーカー夫人が、パリから招いたシャルボネル夫人と共に立ち上げたお店で、エリザベス女王のロイヤルワラントを持つ英国王室御用達です。個人的にはチョコレートといえば日本かベルギーで、イギリスやアメリカのチョコレートは粉っぽいと思っていたのですが、ここのチョコレートは全くそんなことはありませんでした。なめらなで美味しかったです。


ハロゲートのトフィー

1840年から続くイギリスの老舗で、エリザベス女王もここのトフィーはお気に入りだそうです。このブリキの缶をもらった時は、タバコか葉巻が入っているのかと思いました。日本ではタフィーと書かれることもありますが、キャンディです。優しい甘さというか上品な味で、もう少し安かったらちょくちょく買っていると思います。




カートライト&バトラーのファッジ

ファッジはスコットランドの伝統的なお菓子で、柔らかいキャラメルのような感じです。カートライト&バトラーは1981年にヨークシャーに誕生した新興メーカーですが、かなり人気のようです。紅茶に合うお菓子と言われて食べましたが、個人的には紅茶よりも苦いコーヒーの方が会う気がしました。容器は手作り感があり、塗りむらがあったりします。インテリアにもなりそうですね。缶の色は何色もあります。




タンノックスのティーケーキ

Tunnock’s(タンノックス)は1890年の老舗メーカーで、イギリスではかなりポピュラーなお菓子だそうです。マシュマロとビスケットを、チョコレートでコーティングした紅茶に合うお茶菓子です。単独で食べると、かなり甘くてきつかったですね。しかし紅茶と一緒に食べると、かなりいけます。


※6個入りです。

ロダスのクロテッドクリーム

バターと生クリームの中間のようなクロテッドクリームですが、ロダスは1890年創立の老舗メーカーです。ここのクロテッドクリームは、しつこさが全くなく美味しいですね。近所のパン屋さんでスコーンを買ってきて一緒に食べましたが、かなり贅沢な味わいになります。銀座にロダスの店がオープンしているそうで、そこではスコーンと一緒に買うことができるようです。


ウォーカーズのショートブレッド

イギリスお菓子の定番中の定番、ウォーカーズのショートブレッドです。バターの香りが強くて、しつこい味のような気がしますがクセになってしまいます。食べていくうちに、案外飽きないことに気がつきました。小腹がすいた時に紅茶を飲みながら頬張るのは、かなり贅沢な気分になります。


マクビティのビスケット

1839年にロバート・マクビティと父のウイリアム・マクビティにより、スコットランドのエディンバラに創業しました。1893年には英国王室の依頼で、メアリー女王とジョージ5世のウエディングケーキを作った由緒正しいメーカーです。日本では明治製菓から販売されていますが、イギリス本家の方が味は濃厚です。カロリーも高く、重量感があります。紅茶でもコーヒーでも合いますし、間食にはちょうど良いお菓子です。


まとめ

イギリス料理はまずいと定評がありますが、ティータイムは重要な日課なのでお菓子は美味しい物が沢山あります。食わず嫌いをせずに、試してみると以外と美味しいものがみつかると思います。食べるときは紅茶を用意した方がいいですね。



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