夏に欠かせないビルケンシュトックのサンダル /定番モデルの紹介

夏はサンダルの季節です。さまざまなメーカーからサンダルが出ていて、数多くの種類があります。今回は最も長い歴史を誇るサンダルの定番、ビルケンシュトックの話を書いてみます。



ビルケンシュトックの歴史

1774年にヨハン・アダム・ビルケンシュトックの名前がドイツのヘッセン州で登録されており、この頃からビルケンシュトックは創業していたと思われます。現存する靴メーカーの中では最古になります。

19世紀にはフラットヘッドと呼ばれる独自の中敷きを開発し、注文靴に力を入れています。徐々に会社を拡大していき、同時に足の健康に関する研究も深めていきます。カール・ビルケンシュトックの「健康の本」はベストセラーになります。



1963年に医療用サンダル「マドリッド」を発表し、健康を考えるコンフォートシューズの先端を行くブランドになります。今日ではビルケンシュトックは単なるファッションブランドではなく、足の健康を考慮した靴としてのポジションを保っています。

定番サンダル

アリゾナ
1973年に発売されてから、定番の位置を占めるベストセラーです。レザーの素材、色、柄が豊富で多くの種類の中から選ぶことができます。どんな服にも合わせやすいため、これ一足あれば十分という人も多いでしょう。






マドリッド
元々は歩きながら足の筋肉を鍛えることができるサンダルとして発表されました。ストラップが一本で、最もシンプルなサンダルです。こちらも服を選ばずに合わせやすいサンダルです。






ギゼ
トング型(鼻緒型)モデルの大定番です。古代ギリシアのサンダルにインスパイアされたモデルで、雪駄や草履のように鼻緒があるので日本でも人気が高いモデルです。靴下を履いた時に履きにくいですが、鼻緒がないとダメという人はこれで決まりです。






ミラノ
アリゾナにバックストラップがついたモデルで、ホールド感がアップしています。走ったりするなら、こちらの方が良いと思います。






EVAシリーズ
従来のビルケンシュトックから、素材を変えて登場したのがEVAです。耐水性に富み、安価なので夏向けのサンダルとして人気になっています。

※アリゾナのEVAモデル。


履き心地

ビルケンシュトックは、足の形にソールが沈み込むことで、その人の足にフィットした形になっていきます。それまではややソールが堅くて履き心地は良くないと感じるかもしれません。



また、ソールが足に合った形になる性質上、足にピッタリ合ったサイズでないとその性能を堪能できないことがあります。いくつか試し履きをして、自分の足に合ったサイズを確認する方が良いでしょう。多くの方が大きめのサイズを選びがちですが、ビルケンシュトックは大きめだと歩きにくいサンダルになってしまいます。

ソールの黒ずみ

ビルケンシュトックの悩みとして、ソールの汚れを挙げる人が多くいます。個人的な見解としては「気にするな」ですが、どうしても嫌だという人もいます。ビルケンシュトックからお手入れ用品も出ているので、それを試して見るのも良いでしょう。後はスエード用のシャンプーなどが良いようです。



まとめ

普通のサンダルに比べて高価ですが、履いてみると手放せない履き心地になります。サンダルなのに足に吸い付いて、歩きやすさは抜群です。夏だけならEVAも良い選択ですし、定番モデルを買っておけばどんな服にも合わせられます。

まだビルケンシュトックを体験したことがない人は、ぜひ一度試してみることをお勧めマス。


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