映画やマンガのおかしな銃の描写
映画、マンガ、ドラマなどでは銃が登場することが多くあります。だけど銃の描写がおかしいんだよね、という話でアメリカ人と盛り上がったので紹介します。彼は南部の家庭で育ち、子供の頃からハンティングをしていた本格派で、父親は十数丁の銃を自宅に持っているそうです。ただ彼自身はニューヨーク在住なので、自宅に奥様の護身用拳銃があるだけだそうです。
映画のように動きながら動く相手をバンバン倒すには、相当の訓練が必要になるそうです。では軍隊や警察はそういう訓練をしているのかというと、していないそうです。特に軍隊では自動小銃がメインで、拳銃に比べてはるかに命中率が高いので、自動小銃の訓練を行うのが中心だそうです。警察も同様で、わざわざ命中率が低い拳銃の練習に時間を割かないと言っていました。
この練習は野球のバッティングでいうなら、トスバッティングのようなものだそうです。どんなにトスバッティングが上手くても、変化球を投げる投手の球を打てないように、射撃場でいくら当てても銃撃してくる人に当てるのは無理だそうです。
もちろんトスバッティングが重要な練習であるように、射撃場で止まった的を止まった姿勢で撃つのは大事な練習だそうですが、あくまでもフォームなどをチェックする基本練習の1つだそうです。この練習で命中するようになると、自分が動きながら止まった的を撃つ、動く的を止まって撃つ、動く的を動きながら撃つなどの訓練にステップアップするそうです。
銃を構える度にするカチャという謎の音など、挙げるとまだまだあるのですが、銃による描写はなんでもありになっています。しかし実際とは違うと言っても、映画は映画として楽しみたいですね。撃鉄を起こした拳銃の引き金に指をかけて走り回っても、映画なら人は死なないのですから。
1.そもそも拳銃は当たらない
腕だけで銃をコントロールし、一発撃つ度に反動で銃が跳ね上がるため、動く相手に銃を撃っても当たりません。自分が動きつつ、20メートルも離れた敵をバンバン倒すなんていうのは、ありえないようです。拳銃はサイドアームと呼ばれるように、メインの武器の予備でしかありません。映画のように動きながら動く相手をバンバン倒すには、相当の訓練が必要になるそうです。では軍隊や警察はそういう訓練をしているのかというと、していないそうです。特に軍隊では自動小銃がメインで、拳銃に比べてはるかに命中率が高いので、自動小銃の訓練を行うのが中心だそうです。警察も同様で、わざわざ命中率が低い拳銃の練習に時間を割かないと言っていました。
2.射撃場でいくら上手くても実際には当たらない
映画やドラマには、射撃場で練習しているところがでてきます。こんな感じの射撃場ですね。この練習は野球のバッティングでいうなら、トスバッティングのようなものだそうです。どんなにトスバッティングが上手くても、変化球を投げる投手の球を打てないように、射撃場でいくら当てても銃撃してくる人に当てるのは無理だそうです。
もちろんトスバッティングが重要な練習であるように、射撃場で止まった的を止まった姿勢で撃つのは大事な練習だそうですが、あくまでもフォームなどをチェックする基本練習の1つだそうです。この練習で命中するようになると、自分が動きながら止まった的を撃つ、動く的を止まって撃つ、動く的を動きながら撃つなどの訓練にステップアップするそうです。
3.拳銃はズボンに突っ込めない
大抵の拳銃は重く、1kg以上あるもの多いのでズボンに突っ込んだら歩きにくくて仕方ないそうです。さらに撃った後は銃身が焼けるほど熱くなるので、ズボンには突っ込めません。そもそも暴発の危機があるので、写真の人は男性でなくなるかもしれません。4.銃で車の燃料タンクを撃っても爆発しない
穴が開いて燃料がこぼれるだけです。万が一、火花が散ってもガソリンが燃えるだけです。映画で爆発するのは、火薬とガソリンを併用しているからです。映画ほどではないですが、ガソリンタンクが空の場合に限って小さな爆発が起きるようです。ディスカバリーチャンネルの番組だったと思いますが、ガソリンを満タン、半分、空にして銃弾を撃ち込む実験をしていました。空のガソリンタンクは、わずかに残ったガソリンが気化してタンクに充満しているので、小さな爆発が起こっていました。他の場合はチロチロと燃えるだけでした。5.二丁拳銃は意味がない
これは有名な話ですね。利き手で撃っても簡単に当たらない拳銃を、逆手で撃って当たるわけがありません。二丁拳銃は弾幕を張る以外の意味はなく、サブマシンガンがあればそちらの方が弾幕を張るのも効率が良いと思います。そもそも最近の自動拳銃は、空になった薬莢が右側に飛び出すので、左手で拳銃を持つと顔の前を薬莢が飛び交います。左手で持つのは危ないのです。6.弾倉を体に巻き付けてはいけない
弾が詰まるのだそうです。そもそも重すぎて、これでは歩けないようです。弾頭に少しでも傷がつけば、弾はまっすぐに飛んでいきません。弾丸の扱いはデリケートで、ランボーのように体に巻き付けるような雑な扱い方は弾詰まりなどのトラブルの元になるそうです。7.銃を横に構える
映画用の構えで、実際には無意味どころか故障の原因になります。銃を横にすることで、排莢がきちんと行われない可能性があるからです。YouTubeで防犯カメラの映像などに、強盗が銃を横向きに構えているのがありますが、銃の撃ち方を習ったことがない素人が映画で構え方を覚えたからです。一説にはジョージ・クルーニーが、自分の顔が映るように寝かせたのが最初と言われていますが、真偽は不明です。銃を構える度にするカチャという謎の音など、挙げるとまだまだあるのですが、銃による描写はなんでもありになっています。しかし実際とは違うと言っても、映画は映画として楽しみたいですね。撃鉄を起こした拳銃の引き金に指をかけて走り回っても、映画なら人は死なないのですから。
横持ちで構えて銃が故障する事はほとんどないらしい。
返信削除自動装填式の銃は重力よりも強い力で排莢しているので、排莢口を上に向かって排莢しても「薬莢が薬室に残る」なんて事は起きない。
あと法執行官が盾と一緒に使用する際は視界を良くするために横持ちで構える事が多く、さらに大口径を使用するフルオート銃は横持ちで撃つと、
反動制御が簡単になるのだとか。無意味なんかじゃないですよ〜!
めっちゃ狙うの難しいけど。
カチャという音は安全装置を外している音かもしれません。
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