ブームなんかを知らない

※こちらは以前の「はねもねの独り言」に書いていた記事です。

テレビを見たり雑誌を読んだりすると、韓流ブームが起こっていることがわかります。しかし私の周りには、韓流ブームに乗っている人が全くいません。AKB48にしてもそうですが、私の周りにはファンが全くいません。しかしテレビをつければあちこちに出てきますし、雑誌の表紙などでもメンバーを多く見かけます。どうやら私はブームから取り残された環境にいるようです。


最初に「冬のソナタ」で韓流ブームが起こった頃、私は在日朝鮮人の友人と韓国人の留学生によく会っていました。その2人から「冬のソナタ」を見てみるように何度も勧められたので、なんとなく流行っているような気がしていました(私は「秋のソナタ」のパクリタイトルのドラマになど興味がないとはねつけ、「秋のソナタ」って何?と言われて寂しい思いがしました。。。)。

それとその頃に某韓国財閥からインタビューの依頼を受けて会ったのですが、その時に韓国語の通訳の方が冬ソナブームで韓国語学校への入校希望者が殺到していると聞いたので、やはり韓国のものがブームになっているんだという思いがしました。しかし今はそんな兆しも感じないんですよね。テレビや雑誌で騒がれるたびに、なんというか周囲とのギャップを感じてしまいます。

これまでブームと言われるものは、それに乗らなくてもなんとなく感じる事ができました。ゴスロリは街を歩けば時々見かけましたし、萌えブームはあちこちを浸食しているので嫌でも目に入りました。ですが韓流とかAKB48って、雑誌とテレビ以外では目に触れる事がないんですよね。唯一感じたのはこの前行った夏祭りで、AKBメンバーの写真や下敷きが当たるクジに子供が集まっていたことぐらいでしょうか。きっとモー娘などと同じように、小学生に人気があるんだろうと思いました。

恐らく私が想像するに、ブームというものがどんどんニッチになっていって、興味がない人には触れる機会がなくなるほどニッチになっているのではないでしょうか。つまり以前のブーム(例えば裕次郎とかたのきんとかまで遡ります)では、興味がない人まで巻き込んで騒ぎになっていたのに、今では一部に熱狂的な人がいて興味のない人まで巻き込むことがなくなっているのではないかと思うのです。いや、もしかすると私とその周辺がブームから置き去りにされたズレた人達ばかりという可能性も否定できませんが・・・

そんなことを思っていると全く同じようなことを考えていた友人が、韓国からの留学生に「KARAとか少女時代とかよくテレビで見るけど、韓流ブームって本当にブームになってるのかな?」と質問したそうです。すると彼の返事は「韓流ブーム?そんなの知らない。だって僕はそのKARAとか少女時代とかよりも、ハルヒとかワンピースが好きで日本に来たんだから」だったそうです。確かに、これって質問する相手を間違えてますね。






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