意外とフレンドリーな人らしい

※こちらは以前の「はねもねの独り言」に書いていた記事です。

先日、テレビで映画「交渉人」があっていました。てっきり私はケビン・スペイシーの「交渉人」かと思ってテレビをつけたのですが、米倉なんとかさんが出てきてガッカリでした。しかし筧利夫さんは、いつも力が入りすぎていて面白いので見続けたのですが、劇中に反町隆さんが出ていて、以前聞いた話を思い出しました。反町隆さんは、見た目以上に気さくでフレンドリーな人のようですね。



以前、私の会社にいた技術屋の課長さんの息子さんが、テレビの制作会社でアルバイトをしていました。大道具兼雑用みたいな仕事だったらしいのですが、サークルの先輩の紹介か何かで、サークルのメンバー数名でちょくちょく行っていたそうです。職場はテレビドラマの撮影現場ですので、有名タレントのそばで仕事をすることになります。そして当然ながら、タレントにサインを求めたり、話しかけたり、写真を撮るなんてことは固く禁じられていたそうです。

撮影の合間の休憩時間は、タレントはタレント同士で集まる事が多いらしいのですが、反町隆さんはコンビニの袋に何本も缶コーヒーを入れて、アルバイトの学生のところに「おつかれー」と言いながらやって来ることがちょくちょくあったのだそうです。当然ながら学生達は喜び、緊張しますよね。そして学生達と一緒に床に座り込んで、缶コーヒーを飲みながら雑談をするなんてことも珍しくなかったそうです。

カチカチに緊張する学生もいたようですが、反町さんはそんなことはお構いなしに話しかけ、「みんな大学行ってるの?頭いいんだなぁ」「え!?もう就職が決まったの?おめでとう!」「会社入ったら頑張って偉くなれよ。それで俺が芸能界でダメになったら、運転手でいいから雇ってくれ。こう見えても車の運転は丁寧なんだぞ」といった感じでフランクに話すので、短い時間でみんな打ち解けていったそうです。

バイトの雇い元の制作会社の人も、タレントとアルバイトが談笑しているのを困った顔で見ることもあったそうですが、ドラマの主演俳優の方からやってきているので、特に何も言うことはなかったそうです。そして当然ながら、この学生達は熱烈な反町ファンとなり、「ムチャクチャかこいい人」「ああいう大人になりたい」と大絶賛だったそうで、私の会社の課長さんの息子も、まるで小学生に戻ったように今日は反町さんとこんな話をしてきたと興奮気味に家で語っていたのだそうです。

この話は反町さんが人気絶頂だった頃のものです。失礼ながら、私はもう少し斜に構えた人だと思っていたので意外な気がしました。こういうのって、有名人のあるべき姿の一つって気がしますね。人気者になってもいい気にならず、下働きをしている人達への心配りを忘れない姿勢は、学生達にとっていい刺激になったでしょう。なにより素晴しいのは、こういう心配りをすることは、カッコイイことだと学生達に思わせた点です。私が同じことをやっても、気を使っているオジさんにしかなりませんからね。






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COMMENT:
AUTHOR: sunaonakokoro
DATE: 04/20/2011 22:27:33
交渉人といえばサミュエル L ジャクソンの印象が強いです。
あとは真下正義かな。
米倉涼子は興味ないです。

さて反町隆史がいい人だとすると奥様の松島菜々子もいい人に違いないと思ってしまいました。

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COMMENT:
AUTHOR: はねもね
DATE: 04/26/2011 10:00:32
サミュエル・L・ジャクソンとケビン・スペイシーの「交渉人」は面白かったですね。

反町隆史さんの話は結構前に聞いたのですが、きっと今でも変わらないんでしょうね。奥様の方はどうなんでしょう?なんかイメージができすぎているという気もしますけど(
笑)
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コメント

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